※本編後のR18になっております。
閲覧は自己責任でお願い致します。
_______
うわ、凄い恥ずかしいこと言っちゃった。
てるとくんの顔見れないや。
でもどんな顔してるか気になる…。
チラッと上目で覗いてみたてるとくんの顔は
複雑そうな顔をしていた。
あぁ、僕またやらかしちゃったかなあ。
恐る恐る声をかける。
そうだよ。そうじゃん!
てるとくんが言ったこと言っただけじゃん!!
僕何も悪くないもん。うん。
可愛くなんかないし。
てか、てるとくんの方が可愛いからね?
声も顔も甘いくせに。
でも、身長高くて、手も大きくて僕のことを
包み込んでくれる。
この腕の中が1番落ち着くんだ。
…ん?
抱き合ってるとてるとくんのその…
少し硬くなったてるとくんがあたってる。
う、嬉しいけどさ!
てるとくんとそういうことをした事がない
わけじゃない。
でもいつもてるとくんから誘ってくれて
僕から誘ったことは無い。
たまには頑張ってみる…?
いや、そんな恥ずかしいこと。
いや、でも…。
考え事してた顔がてるとくんの目には
困ったように見えたのかな。
ぎゅっとしてるだけで嬉しいし満足ではある。
ちょっと感情が不安定の今だったら
確かにすぐ抱かれてたらそう思ってたのかな。
てるとくんは僕のこといっぱい考えてくれてるんだ。
僕はてるとくんのズボンに手をかけてベルトを
外そうとしていた。
恥ずかしい。ものすごく恥ずかしい。
でも変わらないと。てるとくんのために。
パンツの上からてるとくんの熱くなったものを触る。
思うように手が動かなくて、ぎこちなくなる。
てるとくんいっつもどうやってたっけ。
どうしたら気持ちいいんだっけ。
気持ちよくなかったかな?
てか急にやっぱりこんなことしたら良くないよね。
そういう気分じゃなかったのかな。
てるとくんの顔を見るといつもの可愛い顔じゃなくて
少し余裕のなさそうな雄の顔をしていた。
やばい、ドクンってきた。その顔は反則だよ。
心臓がキュウって締め付けられる。
ビックリして変な声出た。
てるとくんは急に僕のことお姫様抱っこして
寝室まで連れてってくれた。僕も一応男なんだけど、
なんでそんな軽々持てちゃうの。
カッコよすぎて惚れ直すばかり。
ちゅっと優しくキスをされる。
まるで大切なものを扱うような優しいキスを
てるとくんは僕に何回もした。
名前を呼ぼうとした瞬間に、てるとくんの舌が
僕の中に入ってきて、まるで離さないと言わん
ばかりに僕の舌と絡み合う。
そう言ってからてるとくんは、今まで軽くつまんだり
触ったりしてた乳首を触らなくなった。
その代わりに、そのまわりを優しく撫でるように
触れてくる。
優しく触られるのがもどかしい。
それでも気持ちいいと感じてしまう自分は嫌になるが
やっぱり性欲には勝てない。
恥ずかしいけどさっきみたいに強く触って欲しい。
てるとくんが僕の乳首をツンっと触った。
今まで焦らされてた分、身体が強く反応してしまった。
声も大きくなっちゃって恥ずかしい。
てるとくんの嘘つき。意地悪しないって
言ったくせに、さっきから意地悪ばっかり。
もう恥ずかしすぎて隠れたい。
そう思って腕で顔を隠した。
自分で顔を隠したらその上からてるとくんの手で
抑えられて完全に視界を奪われた中キスをされた。
なにこれ…。見えない分そこに感覚が集中して
いつもより感じてしまう。
僕の硬くなったものをやんわりと触ってくる。
もどかしい。もう、もっと欲しい。
手で抑えられたままだから顔は見えないけど
どうせニヤニヤしてるんだろうな。と思ってたら
体勢を変えるためにてるとくんの手が離れた。
その隙に自分の腕もどかしててるとくんの顔を見る。
あ、
てるとくんの上に座ってる状態で片手で目は覆われて
片手でやんわりと乳首を触られて、下から勢いよく
突かれてる。待って、激しい。
見えない、体が熱い。上も下も全部の感覚が敏感に
なってる。
このままだったら…。
てるとくんと僕はほぼ同時にイッた。
もう馬鹿。
あまりもの快感に泣いてしまった僕を
笑いながら抱きしめてくれた。
やっぱりこの腕の中がどこよりも落ち着いて
どこよりも大好きな場所。
そして、誰にも譲りたくない場所。
そう言ったてるとくんの顔は少し恥ずかしそうで
今までで1番の笑顔だった。
________
END
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。