私が目を覚ましたのは小鳥の囀りでも
可愛いメロディーの目覚まし時計の音でも無い
可愛い可愛い子犬ちゃんのくすぐりと歌声で起きる
そうか、今日から私は18歳なんか …
部屋の中もバースデーバルーンで埋め尽くされてる
スンミナに聞こえるか聞こえないかぐらいの声量で
昨日約束したことを守ってくれたのを喜ぶ
でも、一向に反応が無いスンミナ
聞こえてなかったのか、無視なのか …
言うだけ言って部屋を出るスンミナ
様子がおかしいと言えばおかしいけど
何か、もの凄く怖い …
言われた通り、椅子に掛かっているという
今日一日切着るドレスを取れば
明らかに私に似合わないドレス
文句言いたいのは山々だけど
着ないと1日が始まらない
メイドさんを呼んで手伝ってもらう
髪の毛もセットし、メイクもし終わって
鏡を見れば今までに見たことのない新しい私
改めて年を一つ取ったのを感じる
自分でもちょっと意地悪だなとか思いながらも
スンミナに日頃の悪戯をお返しする
背中も胸元もパッカリ空いたドレスを
わざと強調する様に目の前で見せたのに
あり得ないほどの澄まし顔で
逆に鼻で笑われた …
悔しすぎてスンミナを睨みつければ
その展開を分かっていたかのような顔をする
威嚇するように聞き返せば
扉の向こう側から聞こえる懐かしい声
毎回毎回、大事なタイミングでやってくるお客様
お誕生日おめでとう ㅎ
僕のお姫様 ㅎㅎ
やっと出てきたファンヒョンジン 😭🦙