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第20話

夢か現実か

ウォヌside

ウォヌ「あなた!!!」

そう叫んで瞬きをすると眩しい光の後に



見慣れた天井が視界に入った。

あれ、楽屋…?

キョトンとしながら周りを見渡すと



いつも通りの風景だった。



みんなそれぞれに過ごしてる。



例えばジュニは携帯をいじってるし、



ミンギュはソファーで眠っている。



っと言った感じに。



ふと隣をみると本を読んでいたエイサが心配そうに



俺を見つめていた。

ディエイト 「ヒョン大丈夫?


すごいうなされてたけど、、」

そう言われ、今までの出来事を理解する。

ウォヌ「…夢か、」

それにしては鮮明すぎたように感じるけど。



ソファーにちゃんと座り直して



背もたれへ体を預ける。

ーーーードサ

なにかが足の上から落ちた。



拾い上げてみるとさっきエイサに勧められて



読んでいたフィクションサスペンスだった。



悪夢の理由はこれのせい…?



いやいや、子供じゃあるまいし



寝る前に読んだ本が原因で悪夢を見るなんて…。




ディエイト 「どんな夢だったの?」

あまりに深刻そうな顔をしていたのか



そう聞かれた。



別に隠す必要もないし、悪夢は誰かに話せと



昔聞いたことがあったから



素直に話してみることにした。










ウォヌ「…で、目が覚めた、」

ディエイト 「それは…なかなかに悪夢だね、」

苦そうに笑いながら言われた。



まあそうだよな。



俺も目が覚めた今でさえ不安が残ってる。



早くあなたに会って無事を確認したい。



……あれ?あなたは?



もう一度確認してみても姿はない。

ディエイト 「大丈夫。あなたならスングァニたちと


ジュース買いに行っただけ」

俺の様子を見てなだめる。



ディエイト 「すぐに帰ってくるよ」



迎えに行きたい気持ちはやまやまだったが



すれ違っても面倒だしやめることにした。





ーーーーガチャ

ドアが開く音がして急いで携帯から視線を移す。



そこにはブソクスンとキャッキャ言いながら



笑うあなたの姿。

ディエイト 「ね?言ったでしょ?」

安心した俺に気づいてエイサが笑う。



きっとソワソワしていた俺に気づいてたんだろう。



さっき携帯で読んでいたニュースも1ミリと



頭に入ってこなかったくらいだったから。

ディエイト 「行ってきたら?」

行こうか行くまいか迷っていたらそう言われた。



さっきからほんと人のことをよく見てる。(笑)



楽しそうなところに行くのに気が引けたが



ちゃんとあなたがそこにいるのか



確認したくてそっと立ち上がる。

ウォヌ「エイサ、」

ディエイト 「ん?」

ウォヌ「ありがとな」

ディエイト「うん。(笑)」

微笑むエイサの視線は本に戻っていた。




ウォヌ「あなたヤ」

あなた「ん?どうしたの?」

名前を呼ぶと笑顔のまま振り返るあなた。



いつも通りだ。良かった…。



けどどこか安心しきれてない自分がいて。

ーーーーぎゅっ

小さな体が壊れてしまわないように



そっと抱きしめた。

あなた「ウォヌオッパ…?」

あのときは最後まで聞こえなかった声が



優しく俺の心を包む。



俺の腕の中には確かにあなたがいて



今も大きな瞳をくるんとさせながら



俺を見上げてる。

あなた「エイサオッパ〜、


ウォヌオッパなにかあったの?」

あなたの肩に顔をみずめている俺に問いかけても



無意味だと判断したのかエイサに問う。

ディエイト 「怖い夢を見たんだって」

ホシ「ウォヌが!?


それであなたを抱きしめてるの?(笑)」

少しバカにしたようにホシが言う。



人の気も知らないくせに。(怒)

ドギョム「どんな夢だったの?」

ディエイト 「空港であなたが僕たちの目の前で


知らない男に命を奪われちゃう夢」

簡潔に、出来るだけ刺激を与えないように



4人に伝えるエイサ。

スングァン「おお…、」



さすがに俺の今の心情を察したのか



みんな口を紡ぐ。

あなた「それでオッパはこうしてるの?(笑)」

深刻な空気が流れ始めたのを



あなたの明るい声が止めた。

ウォヌ「言っとくけど結構怖かったんだからな」

少し可笑しそうに言うから釘をさす。

ホシ「俺も絶対無理。起きた瞬間腹くだしてる、」

あなた「ええ!?(笑)」

ドギョム「僕だったら大号泣かな?(笑)」

ほら、みんなだってそうなるに決まってる。



さっきは面白がってたくせに。 ( 根に持ってる )

あなた「ウォヌオッパの場合は


私のことを抱きしめることなんだ?」

ウォヌ「触れないと生きてるかわかんないだろ」

少しムキになって答える。

あなた「ねぇオッパ、私を見て」

さっきまで明るかった声が



急に真剣になって呼びかけてきた。



肩から顔を離してあなた見つめる。

あなた「私は大丈夫だし、元気だから安心して」

ウォヌ「ん、」

あなた「それに私はそう簡単に捕まらないよ」

ウォヌ「よく言うよ。隙だらけのくせに。


寝ぼけてたら誰かしらに担がれてるし、


お腹空いたら誰かれ構わずついて行くし


不安しかない」

あなた「そんなことないよ〜。


それに私はオッパ達にしか隙見せてないもん」

ニシシ と笑う姿にため息が出る。



ほんとに危機感のかけらもないな。(笑)

ウォヌ「いつか正夢になりそう、」

ボソッと呟いたつもりがみんなの耳にも



届いていたようでピクッと少し反応した。

ドギョム「や、やめてよ〜」

スングァン「不謹慎!!」

ホシ「そーだ!そーだ!」

場を和まそうとしてか



ヤイヤイとやかましくなるブソクスン3人衆。



さすがに今のは言い過ぎたと思って



あなたを見つめる。

ウォヌ「ごめん。今のは言い過ぎた」



そう伝えると静かに頷くあなた。



ウォヌ「だけどほんとにリアルで


あなたの歪んだ顔が頭から離れないんだ、」

気まずくなって視線を外しながら



気持ちを吐露する。

あなた「大丈夫だよ」

またそう言うあなた。



そんなの分からないじゃないか。

ウォヌ「なんでそう言い切れるんだよ。


それに……夢では守れなかった」

自分でも驚くほど弱気な声が出た。



ムキになって怒るより情けないな。

あなた「言い切れるし」

ムッとした声で言う。



どこにそんな自信があるんだよ。

あなた「オッパ達が守ってくれるって信じてるから」

視線を外さず、真っ直ぐ見つめられて



時間が止まったような感覚に襲われる。

あなた「嫌って言ったら怒るからね」

フンっと怒ったふりをしながら



ほっぺたを膨らませる。



ほんっとに…。(笑)

ウォヌ「なにがあっても守り抜くよ。(笑)」

あなた「ふふっ。(笑)」

嬉しそうに笑うあなたの頰に



そっと誓いの口づけをした。




後ろでワーワーみんなが騒いでいたけど



届かないふりでもしておこう。(笑)