第14話

え…………

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2019/03/19 09:59

モブ男

あ、あの！

栗原

ー？

モブ男

栗原さんですよね？

栗原

は、はい。そうですけど

モブ男

あの、僕ずっと前からあなたの事気になってて………

モブ男

付き合ってほしいです！

栗原

え、、、

栗原

えーっと………ごめんなさい！

モブ男

そうですか………

栗原

本当にごめんね！

モブ男

だ、大丈夫です！

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

孤爪研磨

何話してたの？

栗原

え………

あ、なんか告白？みたいだった。

孤爪研磨

そうなん。で？付き合うの？

栗原

ううん。断った。

孤爪研磨

ふーん

孤爪研磨

よかった。

栗原

え？なんでよ笑笑

孤爪研磨

何となく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヤバい。つい本音が………

やっぱりあなた、モテるんだな。

とられる前にどうにかしなきゃ………？

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

栗原

（さっきの……どう言うことだろう。

栗原

（研磨はウチの事何とも思ってなさそうだし
そんな意味じゃないと思うんだけどな………

栗原

（仮にそうだとしたら………嬉しいなぁ///

黒尾鉄朗

おいあなた！！！

黒尾鉄朗

全然気づかないから………

黒尾鉄朗

なんか考え事か？

栗原

ううん！ボーッとしてたかも笑笑

黒尾鉄朗

しっかりしろよ！

黒尾鉄朗

それより大変だぞ！

栗原

どうしたの？

黒尾鉄朗

リエーフが倒れた！

栗原

え、、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

病院

栗原

リエーフ！！

灰羽リエーフ

あ、あなた！！

栗原

なんだ……めっちゃ元気じゃん………

栗原

よかったー

灰羽リエーフ

来てくれたんだ！嬉しいなー！

黒尾鉄朗

おい。ちゃんと説明しろ

灰羽リエーフ

んー、俺もよく分からないんだけど……

灰羽リエーフ

まぁ、熱中症って感じかな。

黒尾鉄朗

体育のとき倒れたらしい。

灰羽リエーフ

ロシアのハーフだからかなー

黒尾鉄朗

お前……日本生まれ日本育ちだろーが

灰羽リエーフ

えへへ……バレたー？

栗原

冗談言えるなら大丈夫だね。

栗原

テツ帰ろ！

黒尾鉄朗

おう。

灰羽リエーフ

ありがとねー♪

なんだろう。この複雑な気持ち。

あなたと黒尾先輩が一緒に帰るだけだよ？

でもなんか悔しいな……

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

帰り道

栗原

（あー、焦って損！
でも元気で良かったーーー

黒尾鉄朗

なぁ。
好きってなんだと思う？

栗原

急に何！？

栗原

私には分からないよ。

栗原

今日告白されたけどさ。

黒尾鉄朗

え、マジか

栗原

う、うん笑笑

黒尾鉄朗

俺さ、好きな奴出来たかも。

栗原

えー？誰！？

黒尾鉄朗

教えない。

栗原

そこまで言ってー？？
気になるなぁ

黒尾鉄朗

いつか教えてやるよ笑笑

黒尾鉄朗

そういえば 
この学校、借り物競争で『好きな奴を連れてくる』っていうやつあるんだよー

栗原

狙ってんの？笑笑

黒尾鉄朗

さぁな笑笑

俺はこの借り物競争であなたに告白してやる。

あとは運次第だなー

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今回もありがとうございました！
次回もよろしくお願いします！by作者

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第15話お見舞い

蒼彌裕天

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。