金曜日、つまり四人で出掛ける前日だ。
放課後になり、部活が始まって、
少し気が緩んで、ため息が…特大の…
イスをこっちに向けてテンションたっけーな。
西条先輩ドヤ顔やめてくださーい。
怖い
そう、めちゃくちゃ見てくる。
視線を感じてその視線の先に必ず耳の赤い東野さんはいる。
だがそれが数回だと思うだろ?
一回とかそういうレベルじゃないんだよ。
約1時限で30回はやるぞ。
休憩はもっと多いかもしれない、
俺は窓を見て逃げてるが。
その立場になってみろ、
好きでもない女にジロジロ見つめられ続ける俺の立場になれ。
キツイ、怖い。
それが地獄の様に5日も続いたらそりゃ俺。
ため息するじゃん!?
というのを話すと、
確かに変な心配していた。
俺はどう接するか
どう話そうか。
そんなのどうでも良いことだ。
俺は、俺だ。
推し達に金を注ぎ込み、
毎日拝み、ゲームしたり漫画読んだり。
⚠️ヲタクには通常運転でございます。
俺で行こうじゃねぇか。
〝俺らしく〟な。
俺がしっかり語ってる中ぶち壊すのも、
これまた当たり前の範疇だ。
今日も漫研部にギャグは絶えない。
いや、まぁこれ通常運転なんだけどね。
あぁー明日怖い。
どうか夕輝が上手く行きますよーに。
乙女ゲー展開人工的に作ってやろうか。
俺は何もしない方がいいか。
男はグイグイなんだよ、夕輝、ファイト☆(棒)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。