可愛らしい魔女のね、コスした店員さんが、
声かけてくれたんで。
と、ドアを開けて行く。
わぁぁ、暗いなぁ。(棒)
あ、しまったなぁ。
いや、ゾンビとか、お化けとか。
吸い込むか銃で撃ちまくりたくなるんだよ。
つい置き換えてしまって、冷静になる。
で、怖くなくなるんだよ。
そぉれは同意見。
確かに、怖いというコイツの気持ちを踏み躙る…
訳ではない。さぁてどうすっか。
まぁ途中で抱き付かれたり、泣かれたりしたら、
たまったもんじゃねぇし、それが良いだろ。
暗くてよく見えないけど、
俺の夜更かししてる目が、慣れていて見えた。
ちょっとだけ吉木が可愛かった。
なんて、まぁ気のせいだろうけど。
吉木は、俺のパーカーの下の裾を持って目を瞑る。
いやー突然ゾンビが手首掴んできたけど。
『あ、お疲れ様ですー、後ろの二人リア充なんで飛びっきり驚かせてやってください。』
って言ったら、手でグッとしてくれた。
嘘ですが。お化け、任せたぜ。
だが所詮人間、優しい。お茶でもあげたいな(冷静)
いや、ね、凄い何ともなく思えるじゃん?
でもね、実際凄いお化けやばいんだけど、
なんか反応出来ないのは、
ゲームでコロしあいしてるからかな☆
良いヤツだなんて、言われたの。
俺、久しぶりだわ。(口悪いは無視)
こいつの誤魔化しがなかったら、俺は、
言ってしまってた。
借りはー返したゾー。
吉木は手を離し、俺らは外に出た。
お化け屋敷から悲鳴聞こえまくってるけど。
無視無視。
さぁて、お次は奴らだな。
どう帰ってくるかねぇ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。