あなた目線
~稲荷崎高校屋上~
モブ「あなたちゃん死ぬほど愛してます!!」
『……(転校2日目からこれかよ…)』
モブ「あなたちゃん?」
『じゃあ死んでみてよ』
私は低く冷たい声でそう言った
モブ「え…?」
あぁやっぱり
『ほら、死ねない』
モブ「………」
『会いたい、好きです、たまりませんとか誰でもいいのに言っちゃってんのがさ((バチン!)……は?』
モブ「?!」
そのバチン!という音と共に私の頬にはヒリヒリとした痛みが走った。
一瞬でわかったビンタされたんだって
『……は?(誰?)』
北「馬鹿にしたらあかん」
『馬鹿にしてないんだけど』
北「人の恋心へし折って何が楽しいんや」
別に馬鹿にしてない。相手が勝手に喋ってるんでしょ。そう言いたかったが相手の圧が凄すぎて言葉が出てこなかった
モブ「す、すみません!!(出ていく)」
北「さっきはビンタなんかしてすまんかったな。大丈夫か?」
『別に痛くないし』
嘘だ。めっちゃ痛い本当痛い!!そう思いながら屋上から出ていく
…これが私と信介の出会いだった
───────────追加────────────
こんにちは!色葉です!
ちょっとだけヨルシカ様の「負け犬にアンコールはいらない」の歌詞をいれてみました…是非お聞きください!!
次からLINE風?にしていこうかと思います✨
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!