第33話

第30話
171
2022/01/10 10:40
マーク
マーク
応えろ。お前は、サリーの隠し子か?
リリー
リリー
サリーおば様の?まさか。わたしの母の名は・・・
マーク
マーク
お前のせいで
リリー
リリー
マーク?なぜあなたがサリーおば様のことを知ってるの?
マーク
マーク
おば様だと?
リリー
リリー
はい。サリーさんは、わたしのおば様の名前です。私の母の名は、レイナよ?って言うか、なんでマークがそんなことを・・・・
マーク
マーク
・・・・・・
リリー
リリー
・・・・・!な、何するの?
マーク
マーク
どうやら来たようだな
リリー
リリー
えっ?来た・・・誰が?
マーク
マーク
お前望んでたやつが。
マークは、リリーを縛った。
そして、光一や、ローラさん、アーサー様の部屋にいどうさせた。

急に黙りだし・・・・そして見つめる方向を見ると・・・
リリー
リリー
剛、マリー・・・
そして、リリーと、光一と、アーサーとローラは縛られていた。
剛
やっとお出ましか。黒幕の。しかも、マークの中に潜んでいるやなんて・・・
そりゃあ、言動がおかしいのは当たり前やな。
マーク
マーク
よく来たな、少年
剛
いや、少年ちゃうし。どっちかと言うと、【青年】って言うてもうた方が・・・
マーク
マーク
なぁ?君のその指輪、僕にくれるんだよね?僕がリリーと結婚するために必要なんだけど?
剛
・・・・・
リリー
リリー
・・渡しちゃダメよ!剛!
マリー
マリー
・・・・・
剛
渡すわけないやん。それに、リリーと結婚させやんし?
マーク
マーク
なっ
リリー
リリー
えっ?
剛
渡すわけないわ。・・・マークに・・・いや・・なぁ?リョウさん・・・・・
ローラ
ローラ
えっ?リョウ?
ローラは、その名前に聞き覚えがあった。
母から何度も聞いていた人の名前・・・・。
どうしてこの人が・・・・

マークに向かって、なぜリョウと言ったのか
剛
リョウさん、あんさんが捕まえたそのお嬢さんは・・・
ローラ
ローラ
えっ?私のことですか?
剛
そうや。
ローラさん、だっけ?
ローラ
ローラ
はい
光一
光一
・・・・・・(彼はあの時の。それと、あの女性も・・・)
剛
リョウさんが捕まえたそのローラさんが、あんたの娘やで?
マーク
マーク
えっ?Σ(゚д゚;)そ、そんなはずは
剛
それがな?そんなはずあるんやわ。あんたの奥さんの「サリーさん」から、全部聞いたから
リリー
リリー
えっ?おばさまに?
ローラ
ローラ
・・・・・
光一
光一
・・・・・?
アーサー
アーサー
・・・・・
マーク
マーク
そんな馬鹿な!サリーは、ジョーと不倫をして、隠し子を!!
剛
それは真っ赤な嘘や。まさか名前が似てるとかで選んだんちゃうか?
光一
光一
・・・・なんの話しかわからん
ローラ
ローラ
・・・・
マーク
マーク
そんなはずは!そんなはずは!
ちょっと混乱している。
剛
・・・・サリーさんから聞いた話はこうや。

彼女は、ローラさんを産んだあと、リョウさんに伝えようとしていた。だが、自分はもうながくない。それでも・・・・あなたの帰りをずっと待っていようとしたんや
マーク
マーク
・・・・・
剛
ローラさんを、ジョーさんの子だと嘘はついたけど・・・彼女はリョウさん、あなたの事をずっと愛していたんや
ローラ
ローラ
・・・・お父様は生きていたのですね。ずっと、あなたにはお父様はいないと聞いていましたが・・・・あるひ、見つけてしまったんです。男の人と写る母の写真を
剛
・・・・そうやったんや。ローラさん、あなたは父親を恨んどるか?
ローラ
ローラ
恨んでなんていません。母は、最後に言ってくれたこと、今やっと思い出しました。
あなたには、父親がいると。強くてかっこいいとても素敵なお父様がいると・・・・
光一
光一
・・・・・
剛
そっか・・・
ローラ
ローラ
その記憶は、呪いで抑えられていました。エンブレムを付けられたことで・・・でも、思い出せたのはあなたに会ったから・・・
と、ローラは、マリーの手を取った。
剛
ローラさんと、リリーと、マリーはいとこ同士なんや。きっと、小さい頃に遊んだ記憶あるんやないか?
リリー
リリー
ええ、私も思い出した。同じような年頃で・・・・
時々遊んでいたなって。
きっと私たちの記憶も呪いで止められていたのね
光一
光一
全部エンブレムの呪いのせい?えっ?だったらなんで俺はまだ、記憶が戻らんのや
マーク
マーク
そんなバカな!そんなバカな!!
剛
・・・・うわー、まだ、元に戻らんのか・・・。簡単やないんやな
ローラ
ローラ
お、お父様?
マーク
マーク
お、お前にお父様と言われる筋合いは!!
まだ、マークから抜けないリョウさん。
どうなっとるんや!!
サリー
リョウ!!
そこへ現れたのは・・・・
サリー
ごめんなさい!ごめんなさい!
サリーさん本人。
ローラ
ローラ
お母様・・・
マーク
マーク
さ、サリー・・
サリー
あなたを苦しめてごめんなさい。
マーク
マーク
・・・・・サリー、なぜだ。なぜ私から・・・いなくなったんだ・・・・
そして、その瞬間、マークから飛び出した影が・・・・
リョウ
なぜだ。
サリー
わたしは、貴方といられなくなりました。子供が授かりすごく嬉しかったです。でもその分、わたしは一緒に居られなくなることを知り、あんな行動を・・・・
レイナ
・・・・
サリー
だけど、その行動が、国中の人を苦しめることになった。リリーの恋人、そして、お姉様とジョー様。・・・・戦争という形を作らせてしまいました
レイナ
・・・・サリー
サリー
私は、生きている資格がないのです。だから・・・
剛
・・・・なんでや!なんで、いきようとおもわんかったんや!
リリー
リリー
・・・・・
剛
あなたの行動のせいで、ローリーさんは亡くなった。リリーを悲しませた。そして、自分の姉と義兄も、殺す形になった。そんなことをしなければ、みんな幸せやった。呪いなんて生まれることもなかった
リリー
リリー
剛
あなたはもう、この世には戻れやん。それなら、ローラさんとその恋人のことを、今度はちゃんと見守っていてください!
マリー
マリー
・・・・剛さん
剛
それが今あなたにできる全てやと思います。
サリー
そうですね。あなたの言うとおりです。心残りがあるから成仏出来ずにいました
レイナ
・・・・
リョウ
・・
サリー
あなたを愛してるわ。ずっと、みまもっているわ。あなたは生きて?ローラと、その恋人と共に・・・・さよなら・・・・
サリーさんはそう言うと消えた。
リリー&マリー
お母様!
リリーと、マリーは母親のもとへいく。
レイナ
リリー、マリー、私も逝くわね?あなた達も立派になりましたね。もう、大丈夫ですね
そう言うと、消えた。
こうして呪いは全部解けた!

・・・・はずなんやけどー
光一
光一
えー?ここはどこなんやー!!
最初から説明せなあかん人が約1人おるわ。
剛
えーっと、ここは・・・
って言うか、なんやそのキャラは
光一
光一
って言うか剛!
剛
はぁ?なんや・・
光一
光一
俺が敵から守ってるからな!!なにせ、王子やから!ところで、敵はどこや?
剛
・・・・・天然や。敵はもうおらへんけど?
なにせ、バトル的なことは一切なかったから。
作者がそれを一切省略したんやーえへへ
って・・・・
光一
光一
って、あれ?俺何してたんやろ?たしか、牢屋に入れられてー・・・そんで・・・
執事
アーサー様!
光一
光一
そう!そのアーサー様って呼ばれた人に・・・【お前の記憶を抜く】とか訳分からんことされて・・・・
話が最初からにはなってますが、聞いたってください。
光一
光一
でー、額に印を!
と、前髪をあけ、額を確認したが・・・
光一
光一
あれ?ないやん
剛
・・・呪いのエンブレムは消えたみたいやわ。ついさっき
光一
光一
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
そう、光一が何もせんうちに事件(!?)
は、解決したんや
剛
これこそ、謎は全て解けた!や
光一
光一
そんなァ
剛
えっ?なんや、物足りんのか?
光一
光一
・・・・そういうわけや・・・・
けど・・・・
アーサー
アーサー
ローラ、無事でよかった
ローラ
ローラ
アーサー様こそ
あの後急接近した2人は、あれよあれよという間に結婚が決まったみたいで?

そして、事件が解決した&誰かの結婚式が行われるということは、
剛
・・・・・
リリー
リリー
・・・・・・
誰かの結婚式で扉が開かれるということは、
リリーと、マリーとの別れが近いということやった。

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