第14話

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2021/09/29 13:26
しばらく俺たちはそこから、動かずにいた。
ローラ
ローラ
ダメよ、エディ・・・あなたまで操られてしまう
光一
光一
いまは、操られていない。
ローラ
ローラ
・・・・でも・・・
光一
光一
君なら・・・ローラなら、信じられる・・・
俺、本当の名前を取り戻したいんや・・・
ローラ
ローラ
あなたの名前・・・・
俺は、誰にも聞かれていないか警戒しながら・・・
光一
光一
これ、ポケットに、入っていてさ・・・・
これは、なんだ?
という感じでエディ(光一)は、携帯電話を取り出す。
光一
光一
きっと、俺の名前を取り戻すためのもの・・・・
どこかに書いてへんかな
さわってみるが、やりかたが、わからない・・・・
ローラ
ローラ
これは、あなたの国の宝物?
光一
光一
さぁ?どうなんかな。
ボタンを押した。だが、ここは異世界・・・・
圏外だ。
さらに記憶を失っている光一は携帯の使い方がわからない。
光一
光一
でも、きっと取り戻して見せる。
俺たちの呪いもといてみせる・・・・
光一は、決意した。
ローラ
ローラ
そういえばエディ、朝食のあと街にでもでてみる?
光一
光一
街?
ローラ
ローラ
そのためには、アーサー様に許可をとらなければ行けないかもしれないわ。
光一
光一
外に出るのに、許可いるんか
ローラ
ローラ
あなたは、恐らくよそ者。ほんとうは、死刑にされる身なの。でも、生かしておいてるってことは、何かあるのよね・・・
光一
光一
・・・
ローラ
ローラ
許可はわたしがとってあげる。大丈夫。責任も私がとる。
光一
光一
・・・・ローラは、アーサー様が好きなのか?
ローラ
ローラ
・・・・・
ローラは、悲しそうに微笑むと部屋から出ていった。

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