リリーが、疑いの目で見てる
音楽に合わせて、リリーを、エスコートしながら、踊った
でも、リリーは、嬉しそうではない。
なんでや?
リリーの目から涙が流れる・・・
そして、彼女は、なにも言わずにその場から立ち去ってしもた
俺は、なにを、言うてしもたんやろ・・・・
リリーを、傷つけてしもたんか?
その場にいづらくなってしもた。
周りは、ざわついている。
ここには、もうおれやん・・・
マリーにも、迷惑がかかるから・・・・
俺が去ろうとしたときやった
恋人・・・
かつての?
周りがさらにざわついている
ざわざわしてきた
パーティーは、お開きになり、お客さんたちは、みんな帰っていった。
そして、パーティーの時だけ雇う執事たちも、家路と帰っていった。
よくあることやけど・・・
(回想)
両親を庇うように守るローリー
そこまで言うとマリーも、涙を流した。
知っていればあんなこと言わんかったのに・・・
どんな風に似とるんや?顔か?性格か?
ドラマみたいな展開やな。
マリーは、俺についてきてと、促した。
そして、ある扉の部屋にはいると宝箱があり、彼女は、鍵を入れて開けた。
そこは、携帯やないんや。
指輪を渡された。
これを、リリーに、渡せというんや。
男が、女に、指輪を渡すと言うことはー・・・
ほんまにわかってるんかな
ふふっ、照れてるわ、剛さん。
キラリ
指輪が反応し、光一を、映し出した気がした。
ズルっ
バシャ~ン
なぜか、水溜まりにはまる俺・・・
な、なんで、こんなところに水溜まりがあるねん!!
俺、こんなドジなんか?
あれから、リリーと話さずに朝が来てしまう・・・・
シャワーを、浴びたらスッキリした
くしゅん
なぜか、くしゃみが出た。
寒気がする・・・・
ヤバい
俺のくしゃみを、リリーに気づかれてしまった?
リリーは、そのまま行ってしもた
中途半端やろ!
俺の話しも聞けや😒
そっちこそちゃうやん・・・
マークには、俺には見せやん顔してたくせに・・・
ローリーの弟だから?
それとも・・・・
俺は、悩んでいた。
どうやって指輪を渡そうか・・・
やっぱり、こううの、“プロポーズ”って、いうやんな?
そうや!深い意味はないんや!
俺は1人ガッツポーズを、した。
俺は、知らんかった。
リリーと、マリーもケンカしてしまっていたなんて
あれから、リリーと、話さないまま朝がきてしもた
さすが双子。
すぐ、仲直りや
リリーが窓を開けて1人だった
そうや!指輪を、渡すんやった!
しまった!
くしゃみ出てしもた!
リリーの隣に並び、
不意に漏らした言葉に赤くなるリリー
俺も言っていて恥ずかしくなってきた。
リリーは俺の手を掴むと部屋に無理矢理入れて無理矢理寝かせる。
心なしか怒ってるリリー
リリーの目から涙が流れる。
また泣かせてしもたんか?
リリーは、飛び出して行ってしもた
追いかけようとしたが、少しふらつくようになってしもた・・・
ちょっと熱っぽくなってきたけどかまわん。
まだ、やらなあかんことがある。
リリーが、行く場所は、だいたい検討つくから・・・
あのときと同じね・・・
ローリーと、同じね・・・
(回想)
(マリー)私たちには治癒の力があります。少しでも治しましょう
(ローリー)大丈夫だよ
そう言って、ローリーは、私たちの治癒の力を頼ろうとはしなかった。
お父様と、お母様が残した指輪・・・
光の国が、月の国を狙う理由・・・
それは、なんなのかしら。
私たちが幸せになる方法を、教えて?
そして、マリーは、先ほどの宝に入っていた1枚の封筒を手にして・・・・
この国と、光の国に呼び出された剛さんと光一さんの二人・・・
彼らがはめてるシルバーリング・・・
いま、1つに繋がろうとしている・・・
そして、悪のちからがこの月の国にも近づいてる?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。