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第10話

10.


『 だーれだ 』

「 てん! 」

『 へへっ、正解です 』

「 今日も昼一緒に食うか? 」

『 それもそうなんですけど、一つお願い事が
あって… 』

「 どうした? 」

『 い、一緒にお勉強しませんかっ…! 』

こんなお願い聞いてくれないだろう、そう思って

ダメ元で聞いてみた.

ぎゅっと目をつぶって頭を下げて沈黙を待つ.

さすがに、図々しかったかな…



「 いいね、しよっか 」


その一言にパッと頭を上げる.

『 …いいんですか、? 』

「 もちろん、可愛い後輩の願いは聞かないと笑 」

『 ありがとうございます! 』

やっぱり、優しい.

しかも、かわ、可愛い後輩だって…!、?

嬉しすぎてにやけてしまう.



「 じゃあ、放課後ここおいで 」

そう言って僕の頭を撫でた.

…嬉しい.

てよん先輩は照れる時、僕の頭を撫でる.

前髪で目を隠して先輩を見れないようにしてくる.

今は照れてたってこと…?

僕に勉強を誘われて…?

少しは可能性を考えてもいい…?



ねぇ、てよん先輩.

僕、先輩のことだいすきです.

前は下ばかりを向いて歩いてた学校も、

今は先輩を探す為に、上を向いて歩いてます.

前は邪魔じゃなかった長い前髪も、

今は先輩の顔をよく見る為に切ったんです.



こんなに誰かの為に自分が変わったのは初めて

なんです.

その勇気や楽しさを教えてくれたのは、

てよん先輩なんです.

だから僕はいま、本当に幸せです.