第44話

膝枕
289
2020/03/28 10:09
フジ
フジ
はぁ…
〜フジside〜

なんか今日はいつにも増して疲れた…


今日に限って俺の癒し(彼女)は友達と飲みに行って帰りが遅い…


まあ友達付き合いも大事だから飲みに行くくらい止めないけどさ…

『どれだけ遅くてもいいから家来て』とはLINEしてあるけど…
フジ
フジ
ん〜…
男だったら止めるのになぁ

あーあ…

ソファから動けない…このまま寝そう…



ピンポーン

フジ
フジ
はーい
あー動きたくねぇ


こんな時に誰だよ…
(なまえ)
あなた
お兄ちゃんごめんわたし
なんだあなたか
フジ
フジ
開けて入ってきて
(なまえ)
あなた
お邪魔します

ガチャン…タッタッタッ…
(なまえ)
あなた
お兄ちゃん……すごくおつかれ?
フジ
フジ
うん…もう動けない…
てかあなたもう12時だよ!?
本当にどうしたの!?!?
(なまえ)
あなた
???
声籠ってて何言ってるかわかんないけど…言いたいことはなんとなく分かる………なんか目が冴えちゃって…
これで妹だったら

『そんなんで来んなよ!』って俺は返したんだろうか?

妹になんて言われるかわかんないけど…1回でいいから交代してくんないかなぁ
フジ
フジ
ん?
ソファに突っ伏していた顔を気配を感じて横をむくと
(なまえ)
あなた
(。・ω・。`)ジー
フジ
フジ
うわっ!
近い近い近い!
(なまえ)
あなた
ごめん…
お兄ちゃんピクリとも動かないから…
フジ
フジ
真正面はさすがに驚くわw
心臓に悪い
そして…
フジ
フジ
なんでこうなるの?
(なまえ)
あなた
偶にはね…
まさか…


まさかあなたに膝枕してもらう日が来るなんて…
フジ
フジ
普通逆じゃない!?!?
(なまえ)
あなた
じゃあ今度やってね♪
もしかして墓穴ほった?

でもまあいいけど…

桃音いつ来るかな…なんか…眠い…
フジ
フジ
あなた…
(なまえ)
あなた
はい?
フジ
フジ
ももちゃん来たら起こして…
(なまえ)
あなた
うん…分かった
俺の頭を小さな手がすべる

頭撫でてもらうなんて何時ぶりだろうか?

いや…そもそもそんなことされた覚えないな…


なんて考えた後、目を閉じた途端に眠ってしまった





〜あなたside〜

それから1時間も経たないうちに
もも
もも
おじゃましまーす、じゃなくて…ただいまーなーんて♪
(なまえ)
あなた
……!!
ももちゃん帰ってきた
もも
もも
ってあれ?!
あなたちゃん!?!?
(なまえ)
あなた
しー
もも
もも
あっごめん…
じゃなくてずるい!
それは私の仕事でしょ!
(`・н・´)
(なまえ)
あなた
ちょっと1回やって見たくて…あっそうだももちゃん
もも
もも
ん?
(なまえ)
あなた
_________どう?
もも
もも
うん、いいね!
でもあなたちゃん大丈夫?
(なまえ)
あなた
大丈夫
もも
もも
大丈夫ならいいけど…
それとさ…
(なまえ)
あなた
ん?
もも
もも
さっきの…聞いてた?
(なまえ)
あなた
え?いや…
お邪魔しますの後何か言ってるなぁとは思ったけど…ハッキリとは…
もも
もも
そう♪なら良かった



〜フジside〜
フジ
フジ
ん…あれ
もも
もも
おはようフジくん
フジ
フジ
もっ桃音!?!?
いつの間に?
俺が起きたら…いつの間にか桃音に膝枕されていた

思わず起き上がろうとすると止められた
もも
もも
あーだめだよ
もうちょっとこのままで
フジ
フジ
なっなんで…
もも
もも
私がしたいから♡
フジ
フジ
そ…それならいいんだけど…あの…
もも
もも
あなたちゃんなら帰ったよ
気使わせちゃった…
フジ
フジ
そう…
もも
もも
なんかごめんね
あなたちゃんもフジくん頼って来たのに…
フジ
フジ
桃音は嫉妬しないの?
もも
もも
するよそりゃあ…
あなたちゃんフジくんと距離近いし…
膨れる桃音もレアだな
もも
もも
あっそうだせっかくだから撮ったよ
フジ
フジ
何を?………って!
もも
もも
膝枕で寝るフジくん♡
かわいい〜なんて言いながらうっとりしてる彼女

かわいいけど…
フジ
フジ
消して恥ずい!!
もも
もも
だーめ♡
フジ
フジ
ほんとに!マジで!
もも
もも
待ち受けにするからだめー
フジ
フジ
もも!
結局写真は消してもらえませんでした
もも
もも
消すなんてもったいない!

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