というわけで、わたしたちは滝に向かっていた
いい写真撮れるんじゃないかとわくわくです!
『ね?(* ’ω’*)』と言っていい笑顔の彼にわたしはNoとは言えない
赤面しつつ頷くわたしにまた満足そうに笑って彼はわたしの手を引き始めた
そして平坦じゃない道を歩き続け…
しばらく山道を進み水の音が聞こえてきた
水辺だからだろうか?
濡れた石の上に黄緑色の綺麗なあまがえるが
『写真写真♪』と写真を撮るわたしをヒラに撮られているとは思わなかった
イボガエルとかより断然キュートなのに…
タランチュラかわいいって言ってた友達よりマシだと思う
Y⌒Y⌒ Y⌒Y⌒(*'∨')
かえる…飛んでっちゃった
そして
並んでたらやっぱりほっぺたくっつけてくる
わたし達は少し遊んで帰ることにした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。