ピンポーン
そのままももちゃんはわたしだけを下ろして
車を走らせて行ってしまった
ももちゃーーん!
ガチャ
とりあえず上がって昨日のことを謝った
両手広げて『おいでおいで』という彼
いや流石に…
いやここで飛び込まないと…
あなたが見てるじゃないですかー!
わたしは観念して彼の胸に収まる
心臓の音やばい…聞かれる
頬擦りとかやめてー!
わたしちぬ…恥ずかし死ぬ
耳元で言わないで…息かかってる…
声上手く出せないので必死に首を振る
chu♡
今…ほっぺに…え?
キスされた…!?
色んな意味で怖いよヒラくん
えー
ヨシヨシ(。・ω・)ノ(///_///)
わたしも1回爆発したので…
お兄ちゃん相手だったけど…
わたしに気を使ってくれてる
でもわたしももう少しこのままがいい
彼が抱きつく度に毎回これでは
流石にヤバい
…
フジだってももちゃんとイチャつくくせに、俺の話くらい聞いてよって思うよね!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!