目が覚め、スマホで時間を確認すると10:00を過ぎていた
泣き疲れ、そのまま寝てしまったらしい
空腹感を感じ冷蔵庫を開けるも、入っていたのは飲みかけの炭酸水だけ
仕方なくコップに水道水を注ぐ
水道水独特のカルキの風味が鼻を突き不快感を感じさせた
大学に行く気にもならず、ベッドに体を放り込む
ヒョングにどんな顔をして会いに行けばいいのだろう
お姉さんは私がデマを流した事を知っていたのだろうか
ヒョングは私がデマの元凶だと知った時、どう思ったのだろうか
ヒョングは私の事を殺したいくらい憎いのに、何故突き放さないのだろう
私がこの世界に存在する必要なんてあるのだろうか
私は何故、生きているのだろうか
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。