第39話

私の誕生日 Part3

1,776

2018/12/12 14:28

征が連れてきてくれた場所は

あなた

ここ、ステーキボンバー
だよね？

赤司征十郎

よく知ってるね

あなた

うん
だって、確か海常と戦った帰りに寄ったから

まぁいい思い出はないけど（苦笑）

赤司征十郎

実はここ今日貸切にしてもらったんだ

あなた

え！？

予約済みだって言ってたけど、貸切だとは思わなかった

あなた

な、なんで？

赤司征十郎

実はここのお店のオーナーが父さんと知り合いでね
訳を説明したら貸切にしてくれたんだよ

あなた

な、なるほど

恐るべし赤司財閥

赤司征十郎

それじゃあ中に入ろうか

あなた

うん

お店の中に入ると、

バンッ！
バッ！ババンっ！

全員

あなた！！
誕生日おめでとう！！

あなた

え、みんな？？

中に入ると皆がいた
葵、リコ、誠凛、海常、桐皇、秀徳、陽泉、洛山、みんなみんないた

風吹葵

あなた！

あなた

葵！

風吹葵

誕生日おめでとう！
私からはこれ！

あなた

ありがとう！
開けてもいい？

風吹葵

もちろん！

箱を開けるとそこには花の綺麗なイヤリングが入っていた

あなた

可愛い！

風吹葵

でしょでしょ！？
絶対気にいると思ったんだ！

あなた

もしかして、葵がこの計画立てた？

風吹葵

もちろん！
征十郎にも協力してもらったよ

だから、一昨日の葵の様子が少しおかしかったんだ

風吹葵

ほらほら！
今日の主役のお通りだよ！

葵は私の背中を押した
そしてテーブル席に座った
テーブルには沢山の料理が並んでいた

あなた

凄い。。
どれも美味しそう

火神大我

俺とタツヤで作ったんだ
あ、あと桜井

桜井良

スミマセンっ！スミマセンっ！
料理下手くそでスミマセンっ！

あなた

そんな事ないよ
どれも美味しそう

風吹葵

それじゃあ主役登場したんでパーティ始めますか！

風吹葵

改めて！

全員

あなた！
お誕生日おめでとう！！

あなた

ありがとうみんな！（満面の笑み）

青峰大輝

おい火神！それ俺のだ！

火神大我

あぁ？
んなもん知るか！

青峰大輝

んだとぉ！？

相田リコ

お！いいぞ！やれやれ！

こんなに多人数いるからとっても賑やか

もちろん隣には征がいる

征の方をチラッと見ると征も私を見た

あなた

ありがとう征

赤司征十郎

どういたしまして
喜んで貰えて嬉しいよ

あなた

まさか、みんなに祝ってもらえるなんて思わなかった

赤司征十郎

あなた、ちょっと来て

あなた

？？

私は征に連れられて外へ出た

あなた

どうしたの？

赤司征十郎

まだ、俺からの誕生日プレゼントあげてなかったね

あなた

え？征から貰ったよ？

キーホルダーをとつけ加えた

赤司征十郎

そんなので俺の気が済むと思うかい？

赤司征十郎

あなた、

征は私を抱きしめた

あなた

ちょっと/////
周りに人がいる/////

赤司征十郎

大丈夫だよ

あなた

どこがよ！/////

赤司征十郎

あなた、目をつぶって？

私は言われたとおり目を閉じた

赤司征十郎

いいよ開けてごらん

恐る恐る目を開けた

それと同時に手に違和感を感じた

手を見ると、そこには指輪があった

あなた

ちょっと！

赤司征十郎

本物のではないけど、俺が18になったら結婚してくれるかい？

あなた

……ｯ。。

赤司征十郎

あなた？

あなた

バカｯ！
断るわけないじゃん！

今度は私が征に抱きついた

あなた

好き。大好き。
ありがとう。最高の誕生日プレゼントだよ

ぼそっと呟いたつもりだったのに、

赤司征十郎

俺は愛してるよ

と、耳元で言われた

私はさらに顔を赤くした

赤司征十郎

おや？耳が赤いよ？
寒いのかな？

私は何も言い返さなかった
だって絶対分かってて言ってるんだもん

赤司征十郎

さて、そろそろ戻ろうか

あなた

うん

私達は中に入った

それから葵やリコに指輪の事について事細かく聞かれた

………………………………………………………………

この時私は征の寂しそうな顔をしていることに気づかなかった

ずっとそばにいてくれるよね？
征？

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第40話赤司征十郎生誕祭

汐音

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。