第9話

気になると当番
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2018/06/23 15:35
あなたside

あたしは亮と話しながらそっと二宮くんの方を見た

二宮和也くん

彼のことはよく分からない

担任の翔ちゃんは幼馴染と言ったけど

深く関わった覚えがないし

二宮くんもクラスメイト以上の関わりはないと言ってる

けど、彼はあたしが目を覚ましたことを

誰よりも喜んでいた

ただのクラスメイトにあそこまで感情移入するだろうか?

でも、いざ退院してみるとさっきみたいに素っ気ない態度をとられる

どっちが本当の二宮くんなんだろう?

分からない

けど、何故か彼の事が気になる

錦「あなた?」

あなた「ハッ!あ、ごめん」

錦「別にいいけど体調悪いんか?」

あなた「ううん!何でもないよ。行こ!」

あたしは亮と一緒に学校へ向かった















キーンコーン カーンコーン

櫻「じゃあ、今日の授業はここまで。次の授業までの課題忘れるなよ?」

翔ちゃんの言葉にクラスの皆が顔をしかめる

あたしもそのうちの1人だけど

櫻「今日の日直は…あなたとニノか?」

あなた「あ、はい!」

櫻「今日のホームルームで配る資料が職員室にあるんだ。後で日誌のついでに持っていってくれないか?」

あなた「はーい」

翔ちゃんが教室を出ると…

二「めんどくさいな~」

二宮くんがボソリと呟いた

あなた「じゃあ、あたし行ってきちゃうよ。日誌書くから黒板消し頼んでいい?」

二「いや、けど…」

あなた「大丈夫!あたし力はある方だから!」

そう言い残して職員室に向かった

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