第2話

学校~登校編~
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2019/01/28 13:31
ピピピピッ

(猫松)んん……

ぐしゅっ

(猫松)ぁ……兄ちゃん、兄ちゃん

亜麻松はいつも隣で寝てくれている。
(亜麻松)ん…あ、おはよ もう変える?
(猫松)うん…変える〜


(母親)いってらっしゃい。

(兄弟達)いってきまーす



(猫松)ん……ふぁっ…
(亜麻松)猫松?どうした?
(猫松)とい、れ…行きた、い
(亜麻松)いいよ、ここでしちゃいな?

登校時は周りにトイレがないためおむつを
付けている。学校へ着いたら下着へ履き替えるようにしている。

(猫松)い、いの?
(亜麻松)いいよ、スッキリしちゃいな
(猫松)ん、ふっ……

じゅもっ

じゅぁぁぁぁぁ……

(猫松)んんっ……



(亜麻松)出た?
(猫松)うん…
(亜麻松)じゃ、行こうか


亜麻松は俺の手を引き道を歩く。
この時間がたまらなく好きだ。
ここには俺たちのことを理解している弟ぐらいしか居ないから。


学校では弟とはクラスが違うけど
亜麻松は俺の世話をしてくれるためわざわざ
クラスを同じにしてくれたらしい。


クラスでは至って普通の兄弟でいなきゃいけないが特に苦ではない。
席だって隣だから。

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