第68話

カフェでも
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2019/05/11 22:35
話は元に戻り


「蛍くんち行きたいー!!」


とお願いすると


月「…帰したくなくなるからやだ」


とぼそっと言った。


…これ死んじゃう。
もう、なんか、すき()


「な、なにそれ…」


月「だからあなたの家ね」


と何事も無かったようにそう言って。


蛍くんは


はいけってーい


と意地悪そうに笑った。


ーーーーーーーーーー

「蛍くんあそこいきたい!!!!」

蛍くんと歩く帰り道、

指をさしたところは可愛いカフェ。


どうしても蛍くんと行きたくて。


月「えー…」


嫌がる蛍くんをなんとか説得しようと


「ショートケーキ奢ってあげるから!!」


と必死に言うと


月「どんだけ行きたいの笑」


と笑われて。


お家デートじゃないけどいいや。


カフェの中に入っていった(?)



ーーーーーー30分後


ショートケーキも食べ終わりそろそろ帰ろうかと思っていた頃。


蛍くんは後ろを見なきゃ見えないけど


自分の前にいる女子が蛍くんをみて何か言ってる。


月「どこみてんの」


そう蛍くんに言わてハッとすると、

パチッと目が合った。


「えっとー…時計みてた」


月「意味わかんないんだけど」


だって見てないもん


なんて思っていると、前の方から


ほらあのメガネの!イケメンな人!



という声が聞こえてきて。


メガネでイケメンな人なんて蛍くんしかいないんだけどさ


彼女目の前にいますよ…?

なんかこの場にいたくなくて


「蛍くん帰ろー??」


と言うと、


月「え、はや」


なんて言われて。

いつもすぐ帰るのになんか否定された。

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