第10話

nqrseワンマン
303
2019/07/04 13:37
〜ワンマン内容〜
【アナウンス:nqrse】

昔という程昔なのだろうか
約20年前のお話さ

ある普通の家庭に奈留という女の子が産まれてきた
両親はとてもとても喜んだ
しかしそれは今だけであった


奈留が生まれてから約5年が経った
奈留5歳になった。その時からだろうか両親が壊れていったのは

奈留「パパ!ママ!みて!みて!にがおえをようちえんでかいたんだ!どう?うまい?」

父「そんなのかけて当たり前だ!」

奈留は父親に何回も何回も殴られていた。

母「ちょっ...」

母親は止めようとするがそれは無駄な行為だった

奈留「いたぁいよ...ぅぅぅぅ」




奈留
奈留
フィクサー


今日までの記憶の全部を消してしまう時まで眠れない

あしたから生きていく自分の身代わりが欲しくて堪らない

大丈夫と言わせて 後から君のせいにさせてはくれないか

今更意味ないから後から君のせいにさせてはくれないか


出来ない約束を

とうとうと溢れる一言一言ばかりに脳を奪われるくらい

意味を成せない 何も出来ない

見えない 逃げたい 飛びたい やめたい 逸らせない



だから

沈め

這い上がれないほどまで
飽きるまで
落とせ

救い垂らす時まで



嘘味の粒々を喉から締め出した悲鳴ごと嚙み砕く

笑顔が下手なばっかで 知ったような口ぶりに沿ってやり過ごす

なりたくなかった



今日役立つ眠たい眠たい理想で救われることを待つ

一番目は「い」の口で言う

力強く固く痛く噛み締めて



死んでしまえ

この先も過去も知らず 嫌いなら

壊せ

どうせなら加害者になればいい



食べきれない苛立ちも何も生まない悲しみも

味気なくて吐き出す前にもう次を歌え



どうせなら
踊り踊れ

灰色になり切る前に 打ち鳴らせ

変われ

眠り落ちる時まで


どうせなら
奪え

飼い慣らした嘘暴いて

煮え滾る頭に過ぎった虚像を見ていた


自分を見ていた
それから父親の暴行は性的暴行に変化していき、奈留はクラスではいじめられ家では虐待。どこにも落ちつけるところはなかった

そんなある日奈留はまふまふという名の歌い手を


まふまふ

「夢のまた夢
」甘いものほど溶ける それが恋だっけ?
口寂しいや 綿菓子をひとつ買っていこう

若苗の袖 空に投げた恋文
あの下駄箱は 笑い方のくずかご

空五倍子色
長髪が揺れる薄明手招いて
口数も減る境内

失くしたものばかり数えている
世迷い妄想に

夢のまた夢か見果てぬ夢
みなしごとパパに疎まれた子
闇夜ほど星が綺麗なこと
ねえ 知ってる?

逆夢のままに踊れ 踊れ
ボクらがボクらでいられるまで
形振り構わず手を叩け
いつの日かこの夢が覚めるまでは


金魚すくいで 救えるような命は
誰かをすくってくれだなんて思っていた

そうだ
誰かの好きな誰かになって
言われるままに大人になって
それでもわからないまま
どうして 涙が止まらないんだろう

わすれたもの 林檎飴
水に降り立つ 月の影
鏡越しに散る花火

触れぬものばかり探している
世迷い 妄想に

もういいよ もういいよ

浮かんでは 照らしては
吸い込まれる 惣闇色の夏空

夢のまた夢か見果てぬ夢
こんなゴミのような世界でも

ボクは好きでたまらない

踊れ 踊れ さあ踊れ 踊れ
何もかもすべて忘れさせて
形振り構わず手を叩け
いつの日かこの夢が覚めるまでは

夢の向こうで夢を探している」
nqrse
nqrse
はい!ヽ(^ω^=^ω^)ノどうもー
nqrse
nqrse
nqrseです
奈留
奈留
奈留です
nqrse
nqrse
3曲目言っちゃう???
奈留
奈留
nqrseで太陽系デスコ

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