🐭「なんだよ お前ら知り合いだったんなら先に言えよ笑笑」
🐥「いやいや、だって ゆんぎひょん、女性関係には厳しいでしょ?笑笑」
🐭「それとこれとは別だ。」
🐥「なんで?笑笑」
🐭「………………はぁ」
呆れたかのように ソファに座るとポケットから取り出したのは
『………たばこ』
🐭「あ?」
私の手は勝手に ゆんぎ君の 煙草へとうごく。
🐭「ちょ」
そこから ライターを取り出して奪ってみせると
🐭「おい」
なんて 手でとめられそうになったけれど私は
ライターを

こうした。
すると ゆんぎ君は諦めたように
🐭「分かったよ」
なんて言って ゆっくりと眠ってしまった。
🐥「…………初めてだよ」
『え?』
🐥「ゆんぎひょん、ずっと煙草毎日のように吸ってたらさぁ笑笑 僕も心配してたけど」
🐥「初めて吸おうとしてやめたの笑笑」
『そうなんだ………』
🐥「もう 今日は遅いだろうし僕が送っていくよ.」
なんて言って にこっと笑う じみん君。
『それじゃあ、お言葉に甘えて笑笑』
そう言って またあの家へと戻る。
父親は帰ってきていなかった。
あぁ、
このまま帰ってこなければいいのに ______ .
_________
🐭「………………暇だ」
俺は煙草を手探りで探す。
手に取って見た時 あいつの顔を思い出した。
🐭「………………………」
俺はそっと煙草を元の位置に吸いもせずに戻した。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。