私は必死に走った。
家を飛び出し、どこかも分からない場所をひたすら走った。
もう周りの目なんて気にしない。
ただただ助かりたかった一心で走った。
着いた場所はネオンライトがたくさん光っている夜の街だった。
そこにはガラの悪い連中がたくさんいた。
煙草を吸っている人
女の子に無理やりしてる人。
はたまた 不良。
そんなのが沢山いる場所に来てしまった自分はなにがなんだか分からない。
あたりを全て見回してもそんなやからばかりで
そして そんな時後ろから声をかけられた。
👨《ねぇ お姉さんひとり?俺たちと遊ばない?笑笑》
『あ、いやちょっと……』
こういうのドラマで見たことある。
これってほんとに存在するんだね☜
👨《いいからさっ!!ね!!》
なんて言ってもう1人の男が私の腕をつかむ。
気持ち悪い。
『や、めて……』
👨《いいから来いって!!》
なんて言って私に怒鳴るこの人。
全てが怖い。
感情が入り交じりもうなんでもいいやとか思ってしまった自分がいた。
でも
🐭「おい、何やってんだよ」
あぁ、本当に優しい不良っているんだ __ .
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。