更新がかなり遅れてしまい申し訳ありません💦
「突然だけど本題に入ろうか」
『ここ』の持ち主はそう言った
━━ 意味
言い換えると私がこの場所に呼び出された理由のこと、、だよね
どうやら私の思っていたことは合っていたようだ
私は目の前にいる人物に対する警戒心がどんどん高くなって行くのを感じ深呼吸をした
なんだろう、、言葉では上手く言えないけれど「この人」は私の心の内を見透かしている
そんな気がした
私を見つめる目にも心の内を見透かしている
そう悟った
逃げちゃダメだ
そう心のどこかでつぶやく声が聞こえた
気づけばそう言っていた
言い出せば止まらなかった
遠の昔、母親から
「音楽は就職の話のツマミにするためにやるの」
そう言われたことを思い出した
そんなの決まっている
多分先程までならこの質問に対して「親に自分の考えを伝えるため」と応えたのだろう
でも今なら言える
ここに来たんですよね
そう言った、言い切った
『その子』はどこか優しい表情でこちらにニコッと笑った
その瞬間、私が浮いている位置の真下の地面に亀裂が入り、私はそこへ吸い込まれていく
私が吸い込まれていく最後の方に『その子』を見た時には
「頑張って」
そう『その子』は言った気がした













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。