私は怪我が治る間、
マヒトの家で安静にしていた。
私は立ってみた。
少し足が痛んだけれど気にしないフリをして歩いてみた。
少しでもマヒトの役に立てたのが嬉しかった。
私はマヒトにいくつか質問をした。
そんな会話を繰り返していた…
私はマヒトの役に立てただろうか…
そんなことを考えていた。
ロビー…かなり広い。
マッチング中……
レディ……
Go!
特訓してたように…
バァン
バァン
カット((((殴
確か…スシコラは…マヒト……
いじめ…?!
腹が立ってコイツの胸ぐらを掴んだ。
あぁ…ヤンキーの本性が……
そんなことよりマヒトの方が心配だ。
ふと周りを確認すると
たくさんの人の視線が集まっていた。
『まさかあの子…冷酷の雪女じゃない?』
『あり得るわ…あんなに乱暴だもんね…』
私達は早足でその場を去った。
ありがと…?
私、感謝されるようなことしたのかな?
マヒトが…こんな思いをしていたなんて思いもしなかった。
今日はありがとうで包まれた一日だった。
私は自分が住むマンションの部屋が決まったことをマヒトに話した。
色々やり込み中……
そうしてマヒトの家を後にした。
やっぱりいつでも会えるといっても少し悲しい
ふと目に入ったのはロビーだ。
私はロビーに入った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。