あたしは急いでトミーの部屋に行った。
開けるとトミーはベットに横になっていた。
言われた通りに鍵を閉める。
優しい声に戻ってて、
あたしの頭を優しく撫でてくれた。
泣きそうになって、
必死にこらえた。
そう言ってあたしをベットの中に入れる。
そう言ってあたしに絡みつく。
意地悪な笑顔で、
意地悪なことしてくる。
そう耳元で言われて赤くなる。
トミーも鼓動早い。
赤いのかな。
そして激しいキスをする。
だんだん溶けていく。
ドンドン!!
ドアを叩く音が響いた。
タイミングが悪く、
美鈴さんが来た。
まずい…今探されると……
そう思い焦ってると
パタパタパタッ
足音が遠くなっていく。
行ったのかな?
そう言ってトミーは部屋から出た。
寂しいな……
でも
仕方ないの…かな……
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!