クローン世界で人権争奪

ファンタジー
オリジナル

これは、ヒトゲノムをテーマにした物語・・・
時は2090年４月2日この日東京に住んでいる「如月音」は高校生になった。そして同日全世界を驚かすニュースが流れる。それは「ヒトゲノム」の完成だった。だがヒトゲノムを作るには条件があった。それは血液型がOB型であること。普通ならありないOB型。数少ないOB型の人々につけられた呼び名は「適合者」。適合者たちは自分の人生のために自分のクローンを作っていく。だがクローン実験には落とし穴があった。それは現時点では限られたごく少数の人間しか作れないこと。そのことから自分は二人いるのに人権は一つだけ。ヒトゲノムと適合者のどちらかしか生きれなくなった。このことが発覚しヒトゲノムを殺そうと考える適合者たち。そして、プログラミングの不具合により、死ぬことを拒否するヒトゲノム。だがこのプログラミングの不具合は開発者本人が意図して作ったものだった・・・