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第5話

未来
138
2020/06/02 10:07
炭治郎とカナヲがお互いの思いが
伝わってから3年の月日が流れた。
結婚式を挙げカナヲのお腹には
新しい生命が宿っていた。
炭治郎
炭治郎
カナヲ、体調の方は大丈夫か?
カナヲ
カナヲ
うん、大丈夫。ありがとう炭治郎
カナヲ
カナヲ
ねぇ、炭治郎...
炭治郎
炭治郎
ん?どうした?
カナヲ
カナヲ
炭治郎の子を産めることは本当に
嬉しい。だけどそれと同時に
私は少し不安があるの...
炭治郎
炭治郎
不安?話せる範囲でいいから
話してみてくれないか?
カナヲ
カナヲ
私は幼少の時に両親に売られた。
だから家族がいない。そんな私が
炭治郎の子をしっかり育てていけるか
不安なの...
炭治郎
炭治郎
カナヲにそんな過去があったのか...
炭治郎
炭治郎
カナヲがとても不安なことはわかった。
だけど俺とカナヲはもう夫婦、家族なんだ。
だからなんでも1人全てを
抱えこまなくていいんだ。
俺も頑張ってカナヲを支えていけるように
努力していこうと思う。
だからカナヲ2人でこの子を
育てていこう
炭治郎の温かく優しい言葉に
また目頭が熱くなる。
カナヲ
カナヲ
うん。
ありがとう炭治郎
カナヲの手に炭治郎の手が優しく
添えられる。
何があっても生まれてくるこの子を
炭治郎と2人で守っていこうと
強く思う

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