第49話

核破壊計画
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2021/12/19 04:22
西蔭
西蔭
〈核を破壊…?!〉
那美
那美
〈核を止めたら使徒達が死ぬ…これはプログラムなので、起動した状態で核を破壊すれば、プログラム上は起動した状態が続くはずです。〉
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
〈つまり、核が放出されないように壊せばいいんですね。〉
那美
那美
〈はい。〉
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
〈…わかりました。〉
ブツン…
陽(オハバリ)
陽(オハバリ)
トコヨ、どうだった?
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
核を破壊する。
陽(オハバリ)
陽(オハバリ)
っ…本気で言ってるんだね。
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
ああ。
来夜はここにいる全員にいう。
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
ここはもう危険だ。ベルナルドさん達は、コンビナートへ行って脱出する。
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
ウズメ、コンビナートまで彼らを誘導しろ。そして、このトレミー島にいる全員に、脱出するようにいっておいてくれ。
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
了解。
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
オハバリと僕は核を探す。おそらくさらに地下にあるはずだ。見つけ次第破壊方法を探すぞ。
陽(オハバリ)
陽(オハバリ)
うん。
来夜と陽は雄貴と別れ、さらに地下への階段を降りようとした。
その時だ。
ピピピピ…
来夜に通信が入った。
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
〈……。〉
しばらく無音が続いたが、通信機越しでも分かるほどの異様な雰囲気に、来夜はすぐに相手がわかった。
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
〈…ボスですか。〉
ボス
ボス
〈言葉を聞かずとも気配を察したか。〉
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
〈何の用ですか?〉
ボス
ボス
〈来夜、決着をつけよう。〉
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
〈…そうですね、あなたにも聞きたいことは山ほどあります。〉
ボス
ボス
〈フィールドで会おう。〉
ブツン…
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
オハバリ、僕は少し外れる。
陽(オハバリ)
陽(オハバリ)
…何かあるの?
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
…少し戦ってくるだけだ。
陽(オハバリ)
陽(オハバリ)
…そう、いってらっしゃい。絶対戻ってきてよ。
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
…保証はできないね。
来夜は陽と別れ、スタジアムのフィールドに向かった。
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コンビナートー
雄貴はベルナルド達をコンビナートまで連れてくる。
リドラ(ミゾギ)
リドラ(ミゾギ)
あっ、ウズメ。ベルナルドさん達見つかったんだね!
リドラは船から身を乗り出す。
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
ああ、ミソギ、ユリカ達は?
リドラ(ミゾギ)
リドラ(ミゾギ)
もう脱出したよ!
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
よしっ。
しばらくして、凌成とフロイが到着した。
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
待たせたな。
リドラ(ミゾギ)
リドラ(ミゾギ)
おかえりー。
フロイ(ミカヅチ)
フロイ(ミカヅチ)
兄さんっ!
フロイはやっと兄と再会できた。
ベルナルド
ベルナルド
フロイ、無事で良かった…。
フロイ(ミカヅチ)
フロイ(ミカヅチ)
僕は平気だし、それはこっちのセリフだよ。
ベルナルド
ベルナルド
だが、こんなに傷だらけになって…痛かっただろう。
フロイ(ミカヅチ)
フロイ(ミカヅチ)
もうっ、こんなカスリ傷どうってことないよ。
ベルナルド
ベルナルド
…強くなったな。
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
はいはい、感動の再会のところに水をさしますが…。
雄貴が2人の間に割って入る。
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
ベルナルドさん、あなたはこれからのことをよく考えるべきです。
ベルナルド
ベルナルド
…わかっている。この島の処分と…
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
そうじゃなくて、使徒達の件です。
ベルナルド
ベルナルド
…。
ベルナルドは船の上にいる、自分達と共に避難してきたペクを静かに見た。
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
イリーナの支配があったからとはいえ、今回の件で、彼らにどれほど苦しい思いをさせたかわかっていますか。
ベルナルド
ベルナルド
ああ、反省しているよ。彼らの指導者として、1人の大人として恥ずかしい限りだ。
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
ふん…、ならいいです。とりあえず、この島を出たら使徒達を病院に運んであげてください。仮面の洗脳の負荷が、どれほどのものかわかりませんから。
ベルナルド
ベルナルド
そうさせてもらうよ。
ベルナルドは船に乗り、来夜達の帰りを待つ。
核発射まで、あと45分。

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