第4話

第3話
657
2018/05/07 02:39
--美咲side--
放課後、急いで教室を出て、近くの公園に隠していた自転車に乗り、バイト先まで向かう

バイト先は小さなレストラン
私は厨房で料理や皿洗いなどしている
ここが私にとって唯一の安らげる場所
料理している時が1番楽しい
店主
美咲ちゃん、待ってのよ!早く手伝ってー!
美咲
はーい!
いつも下ろしている髪の毛を上げ、戦闘モード

素早く料理をし始める

私の料理を食べ、喜んでくれることが楽しくて仕方ない
お客さんがまばらになってきた時、同じ制服を着た数人の男子生徒が来た

私は怖くて厨房の奥へ隠れる
ンダホ
お腹すいたー!いい匂いがするー
シルク
おばちゃん!何がおすすめ?
店主
いらっしゃいませ!ハンバーグがおすすめよー
シルク
じゃ、それで7個ちょうだいー
店主
はいよー!美咲ちゃんハンバーグ7つ!
美咲
は、はーい
美咲は作業に取りかかる
店主
あらー!その制服美咲ちゃんと同じ学校じゃない!
ンダホ
美咲ちゃんって?
店主
今、厨房に入っている子よ!
マサイ
へぇー!そんな子いたっけかー?
モトキ
同じクラスではないな
内心ひやひやしながら、ハンバーグを作り終える
美咲
作り終えました…
店主
美咲ちゃん、こっちに来てー!
美咲
(行きたくない…)
震える手を抑え、少しずつ歩き始める
ンダホ
君が美咲ちゃん!?ハンバーグ美味しいよ
ンダホ
(こんな可愛い子学校にいたっけ?)
マサイ
本当に上手いよ!俺、マサイ⤴!
シルク
……
モトキ
シルク、手が止まってるぞ?俺、モトキ
よろしく
美咲
わ、私、持倉美咲…です…
シルク
お、俺はー!シルクだー!
顔を真っ赤にさせながら、大声で言う
モトキ
美咲ちゃんは何年生?
美咲
1年です…
ンダホ
俺らと同じじゃん!
美咲
えっ…、そうなんですね…
では、ごゆっくり…
そそくさ厨房へ戻る
美咲
(怖かった…、学校で会わなきゃいいんだけど…)
また、溜息をつき皿洗いを始める
店主
ごめんねー!美咲ちゃん、恥ずかしがり屋だからねー!
モトキ
大丈夫ですよ
その後、次に撮る動画について話をしながら店を後にした

プリ小説オーディオドラマ