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第64話

_私たちに終わりはない



✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――





私はいろんなところを探し回った




でもいなくて…




あなた

錆兎…どこ?




その場に立ち止まり



360°周りをぐるっと見渡す



あなた

いるわけないか…




少し落ち込んでいると、



??
??
何探してる
あなた

…えっ?



私 は 後 ろ を 振 り 返 る



あなた

あれ?




い な い



気のせいかと思った



前を向いた




そ の 時…







??
??
ギュッ……ごめんな




ふわっと香るこの匂い



どこかで聞いたことのある声……




あっ!?



あなた

さ、びと…?

錆兎
錆兎
あなた……
錆兎
錆兎
すまなかったな
あなた

えぅっ…( ・ ・̥ )




安心したのか、ぽろっと涙がでてきた



泣いたら駄目なのに自然と出てきて止められなかった



あなた

なんで…なんで探したのにいなかったの??

錆兎
錆兎
少し出掛けててな
あなた

いつも大事なときにいなくなるよね…!

錆兎
錆兎
それは偶然だ



今普通に話してくれてる



けど、なんで朝まで素っ気なかったのか



聞いてみようとおもう



あなた

……ねえ、なんで昨日と今日と私が話しかけても反応してくれなかったの…?

錆兎
錆兎
………



すると



錆兎は黙り込んだ



なんか聞いてはいけないことだったのかな



少し困った顔をしている



錆兎
錆兎
実はあなたにまだ言えてないことがあるんだ
あなた

なに…??




なんだか容易な空気ではない



………??



















錆兎
錆兎
俺…

























そこで放たれた言葉とは………

















錆兎
錆兎
もうすぐ死ぬんだ
あなた

…………えっ……………






それを聞いた瞬間



何も考えられなくなった




自分の好きな人が余命宣告なんて…




ドッキリとかじゃないよね??




嘘って言って…









あなた

ねぇ嘘だよね?、

錆兎
錆兎
嘘などつかない本当だ




錆兎がいつも嘘をつく時はふざけた時



かならず、嘘をついたときは少し笑っていて



すぐにそれが嘘だと言ってくれる




けど、今はそれがない



笑わないし、『嘘だよ』なんて言わない





嫌だよ……なんで






あなた

どうして…!

あなた

どうして錆兎はもうすぐ死ぬの!?

錆兎
錆兎
不治の病になってしまったんだ…
錆兎
錆兎
一昨日に、なんだか毒気がして身体中が痛くてしょうがなかった
錆兎
錆兎
それで、蝶屋敷に行って見てもらったけど…原因が分からなく病院の方に連れて行ってもらったんだ
あなた

……………

錆兎
錆兎
そしたら、鬼毒不治病きどくふじびょうと言われた
あなた

なにそれ

錆兎
錆兎
いわゆる、なんらかの原因で毒が身体中に回り、痛みを伴い、呼吸困難を引き起こす
錆兎
錆兎
俺が診てもらったときには末期だった
錆兎
錆兎
治らないと言われた
あなた

なんで……

錆兎
錆兎
この時代には医療なんて発達してないからな、笑  治らないのも無理はない
あなた

どうして笑っていられるの…?

錆兎
錆兎
実は、俺に残された時間は1週間
錆兎
錆兎
だから、少しでも楽に生きなきゃな
あなた

1週間…………




1週間って嘘だ



早 す ぎ る よ




私、錆兎に好きって言えてないよ



一緒にデートらしいデートなんてしたことないよ


心残りが多いのに1週間って……



あなた

………(>︿<。)(泣)

錆兎
錆兎
泣くなよ笑
俺が死んでもあなたは生きられるんだ
錆兎
錆兎
あなたは俺の分の人生も頑張って生きないと許さないぞ
あなた

うぅぅ……。゚∵




目からは大粒の涙がぼたぼたと



雨のようにしたた



錆兎
錆兎
おい泣きすぎだ



す る と、




ギュッ…




錆兎は優しく私を包み込むように抱きしめた



涙で服が濡れちゃうよ…



止めようにも止められない涙は



全部錆兎の服に吸い取られる




あなた

さ、びと…の服……濡れ、ちゃうよ…

錆兎
錆兎
いいんだよ
あなたの流す涙でさえも俺のもの . . . .
あなた

………。゚(´>_<`。)゚。

錆兎
錆兎
ほら、俺はまだここにいるんだ
錆兎
錆兎
あなたばっかり泣くな
あなた

……だってぇぇ……

錆兎
錆兎
泣くなら俺が死んでからにしろ
錆兎
錆兎
俺の前では笑っててほしいんだ



錆兎の願いだから本当は今すぐにでも実行したい



だけど……だけど錆兎の言葉が全部



私の涙を作ってるんだよ…




あなた

……ごぉめ、んン

錆兎
錆兎
まぁすぐには無理だよな笑
気が済むまで泣いていいぞ



私は長いこと泣いた



錆兎
錆兎
俺さ、こんなときになるまで言えない言葉があってさ…
錆兎
錆兎
恥ずかしいよな、いつまで経ってもずっと心に仕舞ったままで
あなた

………なに?……

錆兎
錆兎
あなたが好き . .って
錆兎
錆兎
このたった2文字の言葉を今の今まで言えなかった
あなた

じ、実はね…私も今日それ . .を言おうと、思ってたの…

錆兎
錆兎
あなたが……??
あなた

そう…

錆兎
錆兎
‪そうなのか!‪笑笑
あなた

っ何がおかしいの…!

錆兎
錆兎
俺たち両想いだったんだって思ってな
あなた

……//

錆兎
錆兎
あー良かった
死ぬ前に両想いって知れて
あなた

私も良かったよ…//錆兎から好きって言われて

錆兎
錆兎
俺、あなたから直接"好き .   ."って聞けてないなー??
あなた

えっとそうだっけ?

錆兎
錆兎
そうだ!
あなた

んーまぁ言ってあげてもいいけど

あなた

錆兎好きだよっ

錆兎
錆兎
おお!可愛いあなたから好きと聞けた!
錆兎
錆兎
これはあっち死後の世界でもずっとリピートだな
あなた

(๑ò ༥ ó )うっ

錆兎
錆兎
あなたが元気になってくれて良かったニコッ
錆兎
錆兎
俺たち今日から1週間だけど、カレカノだな
錆兎
錆兎
いや、今日からずっと
あなた

そうだね…!//



【2人は手を繋いで、夕日をbackに帰っていきました】




【その後、錆兎は1週間の残りの時間をあなたと過ごし、錆兎のやり残しのないように片っ端からやりたい事を片付けていきましたとさ】




✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――















-最後の別れ-




あなた

う”っうぅ…

錆兎
錆兎
まだ泣くなよ笑
あなた

うん……っ

錆兎
錆兎
俺は…あなたと出会えてほんとに幸せだった
錆兎
錆兎
そしてこの1週間生きてていいのかってほどに…楽しくて気が狂いそうだった
錆兎
錆兎
大好きなあなたと2人でずっと笑いあって、これほどないくらい笑っていられたよ
あなた

……良かった

錆兎
錆兎
ほんとにあなたが生きてる間は俺もずっと傍にいたかった…
ごめんな…


私は静かに首を横に振った



錆兎
錆兎
俺のわがままなお願いを聞いてくれてありがと
錆兎
錆兎
死ぬまでは笑顔で傍にいてくれて…
あなた

うん……ニコ

錆兎
錆兎
本当はあなたも、俺も泣きたいけど
俺の最後にはやっぱり泣くなんてらしくないから……
錆兎
錆兎
短い時間ほんとにありがと…
錆兎
錆兎
そして…幸せな時間を…ありがとう……
あなた

錆兎!こちらこそありがと…!!

錆兎
錆兎
ニコッ………





錆兎の最後はそれ笑顔だった





あっという間な1週間




楽しくて、幸せだった




でもそれはほんの一瞬で



まだ足りなくて……



今この瞬間の出来事に




押し潰されてしまいそうで………





錆兎は、綺麗な顔立ちのまま永遠の眠りについた


普通に寝ているんじゃないか、



そう思えるほどにまだ実感がわかない




だけど、今にもなんだかわからない



重いおもりが私の上に乗っかるように



私は暗闇に飲み込まれようとしていた




だけど、錆兎との思い出は必ずいつも



頭の中にあって、どんなときも思い出せるように



錆兎と撮った2人の写真をいつでも胸元にいれて



暗闇に飲み込まれそうになったらそれを見るようにした






錆兎はいつでも私の心の中に生きている



錆兎は昨日の最後の夜にこう言った



『俺は死んでもあなたの味方
なんにでも挑戦して苦しくなったら俺を思い出せ。いつだってあなたのこと見てる、応援してる』


『"俺たちに終わりはない"』




その言葉が脳内をよぎる



だから、私はここでずっといるわけにはいかない


強くなって錆兎に認められなくちゃ






私は眠っている錆兎をずっと見つめ最後に



『ありがとう』



と声をかけ部屋から出た




きっと、錆兎は私のことを見守ってくれているだろう



私の大好きな彼は最後まで " 錆兎 " だった。




E N D





































【※今回は錆兎は死んでしまう設定ですが、この話以外では生きています】


【※鬼毒不治病なんてありません】



【文字を打って伝えようとするのは難しくて、時間もかかる
なのに!読むも声に出すもすぐ終わってしまう…😭スミマセン】






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