第8話

信頼は冗談となる
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2021/03/19 12:26
(なまえ)
あなた
てか、知ってることあるんだったら言うのが当たり前だろ
(なまえ)
あなた
なんで言わなかったんだよ

我に返ってそう聞く。


あんな重要な事言わないとか…こいつも相当だな
青木 司
青木 司
んー
青木 司
青木 司
なんとなく
(なまえ)
あなた
ばかじゃねぇの

少し冗談めいた言葉で返す。
青木 司
青木 司
まーまーいいじゃないですか
青木 司
青木 司
…あれ、あなたの下の名前今日学校休むの?
…?


何馬鹿な事言ってんだこいつは
(なまえ)
あなた
は?なんで
青木 司
青木 司
制服と鞄持ってなくね
(なまえ)
あなた
そりゃ走るのに要らないだろ、帰るし
なにを当たり前なことを、と思いながら言う。


それに対して司は半笑いで
青木 司
青木 司
え、俺はこのまま学校行くけどw
と鞄を見せつけてきた。


いや、なんで??
(なまえ)
あなた

走ってて話すのも中々面倒になってきた。


とりあえず表情だけで司に伝える
青木 司
青木 司
今何時か分かってる?
青木 司
青木 司
8時♡
(なまえ)
あなた
おrrrrr
(なまえ)
あなた
きっしょ
(なまえ)
あなた
…ってか8時…?
青木 司
青木 司
だからそーいってんじゃん
青木 司
青木 司
馬鹿なの?

煽り方にイラッとしながらも、もう遅刻するのは決定なようで俺は立ち止まった。
(なまえ)
あなた
はいはいどーせ馬鹿ですよ
(なまえ)
あなた
一旦家帰るわ、じゃ
そう言ってさっきのペースの2倍ほどの速さで走り出した。


少し後ろを振り返ると棒立ちの司の姿があった。


いやあいつ絶対サボろうとしてただろ(
(なまえ)
あなた
ざまあみろw

とりあえず司の好きなようにはならなくて良かった。


…けど俺が遅刻なのは変わらない
あああもうなんて日だ(


昨日今日だけで1ヶ月過ごした気分とかありえないだろ


マンションが目前に迫ってきた時、目の前で誰かが倒れた音がした。
(なまえ)
あなた
ッ!?

驚いて下を向くと…そこにはパンをくわえて涙目になりながらへたりこんでいる安藤の姿があった。


お前は少女漫画のヒロインか何かかよ…


ぶつかってしまったが、本当の事を言うとあまりこいつとは関わりたくない。


ここは可哀想だけどスルーして帰ろう


お詫びに安藤の前に1000円札を落として走り出した。
(なまえ)
あなた
…なんでおれあいつなんかに金上げてんだ

お詫びといっても俺も相手も学生で1000円なんて大金に近い


いや、大金ではないか(白目)


相手がパン食っててスマホいじってたのが悪いんだよな??俺悪くないよな??


くっそめんどくない事になりそう…

まぁ
(なまえ)
あなた
それはそれで面白いか…w
(なまえ)
あなた
っとマンションとーちゃく

時間はー…8時半

微妙だなおい

(なまえ)
あなた
せっかくだから1時間だけサボりますかっと


微妙な時間に行っても変に騒がれるだけだし、どーせなら目立たないようにいこ
そう思い俺はマンションの外へと足を踏み出した。

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