普通とは違うこの世界。
日本の闇世界の中で生きている俺はいつの間にか“ 平野紫耀 ”と聞くだけで
闇世界のヤツらは吃驚するぐらいのカリスマに君臨するようになっていた。
この闇世界は大体の人がサラリーマンより稼いでいる。
俺はサラリーマンなんてレベルじゃない。
超大手企業の社長と同じぐらい。
いや、もっと稼いでいる。
社長何人分だ?
そんなこと考える暇あったら寝た方がいいや。
俺が呑気に寝ている間も世界は色々な事が起こってるんでしょ?
闇世界には情報なんてこれっぽっちも入ってこない。
だからこんな呑気に暮らせるんだ。
ほら今そこでなんか起きたでしょ?
そんなこと闇世界の皆は俺以外誰も知らないよ?
ほら、素直になれ。
こっちの世界に来てみれば?
きっとよく分かるはずだよ?
俺のことも。
闇世界のことも。
君がどっちを知りたいかなんて知らないけどね?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。