あなたside
空港を出ると今までの涼しさが嘘だったかのように思うほど暑かった。
今日は特に日差しが強い。
猛暑が続くこの夏、私は韓国に引っ越してきた。
これからがんばらないとな。
……それからどれくらい時間が経っただろうか
どうやら私は少し休憩がてらに立ち寄ったカフェで眠ってしまったらしい。
カフェから出ると出口近くに人が集まってて騒がしかった
有名人かな?と思ったがそんなの興味ない。
長時間なれない場所にいたせいか、とても疲れていた。
早くホテルに行って休みたい。
しかも人がたくさんいる所苦手なんだよなぁ。
早く外出よ。
もうすぐ出口、という所で数人の男の人たちの横を通った
多分この人達に人が集まっているんだろう
私は1度足を止めたがまたすぐに動かしだした。
その時私は数人の中の1人と目が合った。
一瞬だったけどその男の人の顔はとても美しかった
でもすぐに目を逸らしてしまった
あんなに顔が綺麗な人この世にいるんだ。
私はホテルに着くなりすぐにベットにダイブした
ベットに横になって今日1日を振り返る
すごい暑かったなぁ。
あのカフェのパンケーキ美味しかった
あの男の人……ほんとに顔が綺麗だったな
また…
また…あの人に会いたいな。
何故かこの時私はそう思ってしまった。
きっと疲れていたせいだろう。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。