第6話

6話
66
2019/02/11 22:12
銀時 クク…あははは
桂 銀時!
銀時 そうさ…俺は鬼さ
するとニヤリと笑い目が真っ赤に染まる
銀時 俺は…鬼。鬼は人を殺す。そして人は嫌う。そして俺は…
桂 銀時
銀時 殺される
桂 銀時!!
桂が聞いたこともないような強い声で言う
でもその声には悲しみが入っていた
桂 もう何も言うな…頼むから
高杉 …
高杉が珍しくだまって二人を見ている
その時高杉はあることを思い出した
松陽 今日からわたしたちが家族ですよ。銀時
銀時 かぞ…く
すると銀時が頬に伝って涙を流した
高杉 うお泣いた!
桂 何か気に食わぬことでもしたか!?
急に泣いたものだから幼いの頃の2人は慌てる
松陽 そうではありません。銀時は家族になったことが嬉しいのです


なるほど。そういう事か
せんせぇ
高杉 …おい銀時。
高杉が銀時を睨みながら前に進む
高杉 …お前には今の家族がいる。そして俺らも家族だろ。そんなことで泣くんじゃねぇ。甘党野郎が
すると銀時が少し泣く
高杉 泣いた!(すると桂に昔のようにいえと耳元でいい
桂 何か気に食わぬことでもしたか!?
2人とも覚えていた
あの日常を
全て
松陽 そうですよ。銀時
すると3人だけに聞こえる松陽先生の声がした
松陽 待っていますよ。私のかわいい子供たち
するとその声と共に太陽も雲に隠れた

そして戦いは勝った
坂本 やったぜよ!
銀時 …
すると銀時が消えた。岩の後ろから銀色の髪。赤い瞳の小さな男の子がいた
高杉 こいつぁ…

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