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第4話

地獄学級
15
2021/04/16 10:46
「、、、」
僕は和人、現在意味もなく学校の窓から外を眺めている。
いつも気になる事だか何故いつも中庭の端っこにボロボロになった筆箱やらカバンが捨てられているんだろ?
ゴミ捨て場みたいになってるのか?
そう考えているとチャイムが鳴って授業が始まった。





学校が終わるチャイムが鳴り放課後いつも通りゲームしに帰ろうとしていた。
すると後ろから女子に話しかけられた。
「ねぇねぇ!君!菜月小夜ってゴミ、、女子しらない?」
菜月、、菜月、、あっ!
「中庭に歩いてましたよ!」
僕は聞かれたことを記憶を頼りに返答した。
その後、いつも通り帰り家でゲームをした。


場面が変わり下足室。
急いで帰ろうとする女子が1人。
「いたぁ〜!こんなとこに居たんだ!」
さっき和人に話を聞いた女子だ。
彼女は下足室のドアを開けて急いで帰ろうとする女子を確認して誰かに電話をかけ始めた。
「もしもし?居たわよ、下足室、早く来てね。」
手短に電話を済ませて誰かを読んだ。
「ほらぁ!あんたの大好きなお土産だよ?」
するとポケットから小さな麻袋を取り出した。
その砂の中にはダンゴムシ、泥、カマキリの死骸。
「小学生のクソガキ共に頼んで貰ったのよ、こんな気持ち悪いモン集めてるやつもいるんだな。」
そういうといじめっ子と見られる女子の1人が下足室に、急いで入ってきた。
「佳奈!先生が!」
それを聞いた途端いじめっ子は逃げて行った。
私も急いで帰った。

そんな私の唯一の癒し水無月ちゃんだ。
私が好きな人、私は男子には興味はない。
むしろ毛深かったりして気持ち悪いくらいだ。

だがそんな憂鬱な毎日が引き裂かれさらにぐちゃぐちゃになった。
水無月が自殺したのだ。
何故??
まぁいい。
まぁいい?
良くない
ふざけるな。
私は何かが吹っ切れた。
カッターと彫刻刀、それから家の汚れた地下室からストーブやら使わない布団やらをかき分けて薄汚れた短刀をカバンに入れた。
いつもなら明るく話せる水無月ちゃんとの通学路、今回は1人で寂しい。
でも大丈夫!元凶を殺したら水無月ちゃんの所に直ぐに行くから!安心して!
いじめっ子共はあさイチに学校にくる。
その後に行けば直ぐに殺せる。
だからいつもり早く家をでて学校へ向かう。
「おはよー!ござーいまー!す!」
私なら絶対に使わないようなあざとい挨拶だ。
「何?お前、昨日逃げれたからって調子乗ってんの?」
そういうと私をいじめる3人組が近寄ってきた。
「あーあー自分から来るんだ」
私は笑いながらカバンの中に手を入れて短刀を取り出した。
「ちょっ?!何それ何する気?!」
「うるさいなぁ、黙って死ねよ。」
声にドスを効かせて冷酷な目で言った。
「まずはそのうるさい声帯からだな、ちょっと口貸せ。」
いじめっ子の真ん中のロングヘアーの女子のほっぺを片手で挟んで無理やり口を開け短刀をぐりぐりぐり奥の方へめり込ませた。
喉を貫通させる為に何度もさぐりさぐり口の中で短刀をグルグルまわした。
その度に口の中から大量の血が吹き出した。
同時に大量の息も追加で。
「ん"ー!ん"ー!」
喉をぐちゃぐちゃにする度彼女の叫びはただの音の震えと化していた。
わたしはその叫びにムカついたのでそのまま刀の刃を下に向けて喉を切り裂いた。
刀を抜いて一撃蹴りを入れて奥で震えている残り2人に向かって歩いていく。
後ろで大量の血を撒き散らしながら悶えているいじめっ子を見るのは最高だ。
「安心して、あんたも切り殺すから。」
ニッコリ笑顔で言った。
ポケットから彫刻刀を取り出しそれをいじめっ子その2の耳元に当てた
「これを上にあげたら貴方の耳は無くなっちゃうね。」
満面の笑みを浮かべ躊躇なく上に振り上げた。
「ア”-------ぁ”ヴぁ"ぐい"い"い"!!」
まるでモンスターのような呻き声を上げる。
「うるせぇなぁ!もう!」
勢いよく彫刻刀を目玉に突き刺した。
「ぎぃぃぃぃぁぁぁぁぐぎぎぁぁいだいよ!やめて!やめてやめてやめてやめて!!!!」
許しを乞うようになった
私はしばらく黙った。
「もう、、ごうなごどやめよ?やめて、、?」
私はプッ!と吹き出した。
「何言ってんだ?辞めるわけないだろ?私はお前らに何度も許しを乞いたが許さなかったじゃん。」
相手の気持ちなど考えもしない。
相手が悪い事をしたら120%で返す。
それが私だ。
短刀を手に取りいじめっ子その2の首元に刀を添えた。
「ここね、脈っていうらしくて血が沢山通ってるんだって。」
縦に首を切り裂いた。
大量の血が吹き出した私の制服と顔を真っ赤に染めた。
「こいつももうじき死ぬ、次はあんた。」
3人目に歩み寄った。
「あんたは特になにも私にしてないわよね?」
3人目は震えながら頷いた。
「よし!苦しまずに殺してあげる!」
彼女を恐れさせる間もなく短刀で首を切り落とした。
バランスを保っていた彼女の体は崩れ落ちてしまった。
はぁ、やっと終わった。
でもこの優越感に浸りたい、どうせならこのまままともに生きよう。
私に生きる希望が出来た。
『ねぇ。』
後ろから機会混じりの子供の声で呼ばれた。
「誰?!」
「初めまして、ボクココロムシ、願いを叶える不思議なムシだよ!」
「へぇ?そんなんが私になんの用?」
「単刀直入に言うね!その水無月さんって人の死、その子たち関係ないよ!」
え?
だって、だって、、??
え?
そんな筈ない。
嘘だ、、、、
『可哀想な君に特別チャンス、なんとミッションをこなすだけで願いがかなっちゃう!』
「、、?!本当!!」
私は藁にもすがる思いでココロムシに駆け寄った。
「ミッションって何?私何でもするから!早く!」
『そんなにがっつかないで、簡単だよ、君が死ねばいい。』
え?
「元々死にたがってたんだろ?なら良いじゃないか、丁度贖罪も兼ねて。」
そんな、、、やっと生きる希望が、、、
私の目は真っ暗な闇に満ちていた。
私は無意識のように短刀を首元に向け震える手を無視して首元に突き刺した。


今朝〇〇中学校で、生徒1名が刃物を喉に突き刺し、自殺しているのを発見されました。
発見された女性は同級生から酷いいじめを受けていたそうです。

「あいつ、死んだんだってー。」
「へーちょっとやりすぎたのかな?」
「まぁ次の玩具見つけたら良いでしょ。」



「私はココロムシ、あなたも虐められているのね、私もね、いじめられっ子だったのよ。」
その顔は口を見ると笑っているが、全体を見ると。


冷酷な笑みを浮かべ喉から血を流す死体だった。

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