第104話

先生
5,301
2020/04/08 01:00
ある日、大橋先生に呼ばれて職員室に向かう。




あなた「失礼しまーす」



和也「お!来たな」




相変わらずハスキーボイス。
そして近くの小さなゴミ箱にプリンのカップが捨てられていた。




あなた「プリン食べすぎたら太りますよ?」



和也「太らんわ!」



あなた「でも少し顔大きくなりました?笑」




大橋先生は面白い。いじりがいがある…
でもまあいじりすぎてたまに藤原先生に怒られるんだけどね、笑




あなた「んで、何か用ですか?」



和也「これ、」




そういって渡されたのは大きな紙袋。




あなた「……なんですか、これ笑」



和也「球技大会の日にお偉いさんが来てたらしいねんけど、そこで長尾のバスケのプレーに惚れた人がおるらしくてな」



あなた「…はい、」



和也「もしよければうちに来ないかっていうお誘いやない?」




渡された紙袋の中に入っていた物を取り出すと…




和也「才能が認められた証拠やな!」




その中身の物は衝撃的なものだった。




和也「返事は冬までにはらしいで?」



あなた「わかりました、考えときます」



和也「おん!」



あなた「失礼しました……」




冬までには決断しなきゃならない……










私にとって大きな選択だった。


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