ある日、大橋先生に呼ばれて職員室に向かう。
あなた「失礼しまーす」
和也「お!来たな」
相変わらずハスキーボイス。
そして近くの小さなゴミ箱にプリンのカップが捨てられていた。
あなた「プリン食べすぎたら太りますよ?」
和也「太らんわ!」
あなた「でも少し顔大きくなりました?笑」
大橋先生は面白い。いじりがいがある…
でもまあいじりすぎてたまに藤原先生に怒られるんだけどね、笑
あなた「んで、何か用ですか?」
和也「これ、」
そういって渡されたのは大きな紙袋。
あなた「……なんですか、これ笑」
和也「球技大会の日にお偉いさんが来てたらしいねんけど、そこで長尾のバスケのプレーに惚れた人がおるらしくてな」
あなた「…はい、」
和也「もしよければうちに来ないかっていうお誘いやない?」
渡された紙袋の中に入っていた物を取り出すと…
和也「才能が認められた証拠やな!」
その中身の物は衝撃的なものだった。
和也「返事は冬までにはらしいで?」
あなた「わかりました、考えときます」
和也「おん!」
あなた「失礼しました……」
冬までには決断しなきゃならない……
私にとって大きな選択だった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!