第20話

告白者からの願いと告白
1,442
2022/11/25 23:30
レティーはヒロシの約束通り夜公園に来ていた
ヒロシ
ヒロシ
お待たせしました
待ちましたか?
レティー
レティー
いいえ
待ってないですの私も今きたところですの
ヒロシ
ヒロシ
よかった…
ヒロシの笑顔を見てレティーは少しだけ顔が赤くなった
レティー
レティー
それで話とはなんですの?
ヒロシ
ヒロシ
えぇ
レティーグレイさん昔僕と会ったことあるの覚えてますか?
最後にあなたが書いた自分の名前を僕に渡してくれたこと
レティー
レティー
!?
レティーは覚えていたなぜならはじめての告白だったから忘れもしない思い出…
レティー
レティー
覚えてますの
あの時の男の子だったのですね
レティー
レティー
わかりませんでしたの
ヒロシ
ヒロシ
いいんです
少しだけ遊んだ仲ですし
ヒロシ
ヒロシ
わからなくって当然です
レティー
レティー
そんなことのために呼んだのですの?
ヒロシ
ヒロシ
それだけではありません
ヒロシ
ヒロシ
レティーグレイさん
僕はあの後からも君のことが忘れなれなかった…
あなたと一緒遊んだことが僕にとって幸せな時でした
レティー
レティー
……
レティーはヒロシの話を静かに聞いていた
ヒロシ
ヒロシ
僕はレティーグレイさんに一目惚れをしていました。
今でも僕はあなたに夢中なんです
ヒロシ
ヒロシ
もし…
あなたさえ良ければこの大会で僕がいい結果を出せたら…
ヒロシ
ヒロシ
僕と付き合ってください
レティー
レティー
!?
レティーはヒロシに2回目の告白をされた
レティー
レティー
わ…私は…
ヒロシ
ヒロシ
無理にとは言いません
レティー
レティー
……
レティー
レティー
ならこの大会でいい結果じゃなくても構わないですの
ヒロシ
ヒロシ
えっ?
レティー
レティー
私をあなたに夢中にさせてみてくださいなの
ヒロシ
ヒロシ
!?
レティー
レティー
言葉とか態度とかではなくって心でそしてポケモンバトルで証明してほしいのですの
ヒロシ
ヒロシ
……
レティー
レティー
期限はこの大会が終わるまでですわ
レティー
レティー
どうでしょう?
レティーはヒロシに聞いてみた
ヒロシ
ヒロシ
わかりました
レティー
レティー
うふふ
ヒロシ
ヒロシ
絶対に夢中にさせてあげますこの大会までに
レティー
レティー
えぇ
頑張ってみてくださいなの
ヒロシに新たな舞台ができた
ポケモンリーグという舞台とレティーとの恋の舞台
ヒロシは二つの舞台を乗り越えようと心に誓っていた
レティー
レティー
では
私はこれで失礼しますの
ヒロシ
ヒロシ
あっ…
家まで送ります
レティー
レティー
いえ
大丈夫ですの
レティー
レティー
では
答え合わせはリーグ終了時で
レティー
レティー
では失礼しますの
そう言ってレティーはヒロシから離れた
ヒロシはそんなレティーの後ろを愛しい人を見るような目でレティーの後ろ姿が見えなくなるまで見ていた

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