第5話

パートナーの嫉妬ライバルは幼馴染!?
3,043
2022/07/16 00:58
リオルと暮らし始めて二週間がたったある日
手紙が届いた
サトシ
サトシ
レティーへ
元気にやってますか?俺は元気!
カスミとタケシの3人で旅をしていてとても楽しいぜ!カスミとタケシにレティーの話をしたら会いたいって言ってたなので近々マサラタウンに帰ってくる予定でいるその時にレティーさえ良ければカスミとタケシに会ってみないか?
ポケモン達にも合わせるから楽しみにしてろよ!
               サトシより
レティー
レティー
うふふ
えぇ是非会いたいわ楽しみにしてるのですの
レティーはサトシからの手紙を読んで微笑んでいた
リオル
リオル
レティー?どうしたの?
レティー
レティー
リオル実はねサトシからの手紙が届いたのよ
リオル
リオル
いつものことでしょ?
レティー
レティー
えぇいつもののことよ?
でも今回は少し違うのようふふ楽しみですの
リオル
リオル
リオル
リオル
(モヤモヤする)
リオル
リオル
(なんで?)
レティーはサトシからの手紙を大事に持っていつもサトシからの手紙をしまっている箱の中にしまったその時のレティーは一段と嬉しそうだった
リオルはそんなレティーを見てモヤモヤとした気持ちが芽生えた
リオル
リオル
レティー僕少し外行ってくるね?
レティー
レティー
…?
えぇきおつけていってらっしゃいですの
リオル
リオル
うん
リオルはその場にいづらくなりレティーの部屋から出た
リオル
リオル
(なんでモヤモヤするんだろう?)
ドン
リオルは誰かとぶつかった
シャロン
シャロン
おや?
すまなかったねケガはないかい?リオルくん
マリア
マリア
あらあら
大丈夫?ケガはありませんか?
リオル
リオル
リオ
(大丈夫)
シャロン
シャロン
よかったケガはなさそうだね
マリア
マリア
えぇ本当によかったわ
シャロン
シャロン
それより何かあったのかい?
シャロン
シャロン
随分と暗い顔をしていたけど?
マリア
マリア
もしよければ相談に乗るわよ?
リオル
リオル
リオ…
(話してもいいのかな?)
シャロン
シャロン
少し場所を変えよっか?
そう言ってシャロンはマリアとリオルを連れて植物園に来ていた
植物園に入るとそこには沢山のポケモン達がいた
リオル
リオル
⁉︎
(なんでこんなにポケモンがいるの?)
シャロン
シャロン
ここは外見は植物園なんだけど中はポケモン達が暮らしてるハウスなんだ
マリア
マリア
うふふ
ここのポケモン達は私とシャロンさんのポケモンなのよ
リオル
リオル

(レティーはポケモン好きだって言ってたでも1人は寂しいとも言ってた植物園に来ていれば寂しくないはずなのにどうして?
今までこなかったんだろう?)
リオルがそう思うのには理由があった
レティーはポケモンが大好きで暇があればポケモン図鑑の本を読んでいたりリオルを連れていろんな場所に行ったりポケモンの話をしていた…
なのにポケモン達がいる植物園には近づかなかったしそれ以前に植物園があることさえリオルには話さなかった
マリア
マリア
レティーがまだ幼い頃はよくここに遊びに来ていたわ
シャロン
シャロン
あぁそうだね
でもそのせいでレティーはああなってしまった
リオル
リオル
……
(レティーに一体何があったの?)
リオルはシャロンとマリアが話していることが気になっていただがリオルは聞けなかったまだレティーの両親を信用していなかったからただ黙って聞いていた
シャロン
シャロン
これから話すことは私たちのひとりごとだと思ってくれていい
リオル
リオル
……
マリア
マリア
レティーが幼い頃私たちは仕事で忙しくってレティーの遊び相手ができなかったの
シャロン
シャロン
その時に私たちは自分たちのポケモン達がいるハウス(植物園)に連れて行ってポケモン達にレティーの遊び相手を頼んだんだ
マリア
マリア
レティーはとても喜んでいたわ
当時からポケモンのことが大好きでいつも私たちにポケモンの話をしてって言ってきたほどに
リオル
リオル
……
(じゃあなんで行かなくなったんだろう?)
シャロン
シャロン
だけどある日
レティーをいつもののようにポケモン達にレティーの遊び相手を任せて私たちは仕事をしていた
マリア
マリア
仕事が一段落してレティーの様子を見にシャロンさんと一緒にハウスに行ったの
シャロン
シャロン
そうしてハウスに入ってレティーを探したんだ
シャロン
シャロン
そうしたらいるはずのレティーがどこにもいないんだ
マリア
マリア
どこを探しても見当たらなかったの
マリア
マリア
シャロンさんと私が焦っていると私たちのポケモン達が教えてくれたの
シャロン
シャロン
執事が来て「お嬢様旦那様と奥様が外で待ってます一緒にいきましょう」って言って連れて行ったって必死になって教えてくれたんだ
リオル
リオル
!?
(もしかして…)
リオルはなんとなくだが予想はしていた幼いレティーをこの家の執事が連れ去り酷いことをしたんだと
シャロン
シャロン
ここから先は言えないが
そのせいでレティーは植物園に来なくなってしまった
マリア
マリア
それどころか植物園の存在を忘れたかのように振る舞うようになったの
マリア
マリア
お医者様に一回見てもらったの
そうしたら一種の記憶喪失だとおっしゃっていたの
シャロン
シャロン
私たちは心配だったんだもしかしてレティーがポケモン達のことが嫌いになっているんではないかと
シャロン
シャロン
でもそれはなかった
マリア
マリア
だから私たちは安心もしたわ
でも不安もあったわ
シャロン
シャロン
執事達が協力をしていたと考えると全員辞めさせなくてはならなかった
マリア
マリア
だけどその分問題もあったわ
シャロン
シャロン
私たち2人がいない時にレティーが1人になってしまうその時にお世話をしてくれる人がいなくなってしまう問題が
リオル
リオル
……
(じゃあどうして今は2人いるんだろう?)
マリア
マリア
気になったのかしら?
どうして執事が2人いるのかしらって
シャロン
シャロン
あの2人は孤児院から引き取った子達なんだ
マリア
マリア
しかもレティー自身に選ばしたの
リオル
リオル
!?
(だからレティーはあの2人の前でも平気だったんだ)
リオルはレティーの秘密を知ったのと同時に執事との関係を知ったことに驚いていた
マリア
マリア
だからね?
レティーがあなたを連れてきた時は本当に嬉しかったわ
シャロン
シャロン
だから
これからも私たちがいない時にはレティーのことを頼む
マリア
マリア
私たちでもレティーの気持ちまでは気づかないわ
でもパートナーポケモンであるあなたなら気づけると私たちは思ってるの
シャロン
シャロン
だからこれからもよろしく頼むリオルくん
マリア
マリア
頼みますリオルくん
リオル
リオル
リオ!
(あぁ絶対にレティーを守って見せる!)
リオルはシャロンとマリアから話を聞いて決意したレティーを絶対に守ると悲しませないようにと
シャロン
シャロン
それとどうしてサトシ君と仲がいいかだが
シャロン
シャロン
サトシ君はレティーにとって初めてなんでも話せる友達ができた仲なんだ
リオル
リオル
マリア
マリア
今までレティーには友達はいたのよ?
でもそれは上っ面なだけの関係だったのみんなレティーの権力や財力そして名声しか興味がなかったの
リオル
リオル
!?
リオル
リオル
(だから1人は寂しいなんて言ってたのか…)
シャロン
シャロン
だからレティーはある意味人を信じられなくなっていたさいやく人間不信ってやつになりかけていた
マリア
マリア
その時に声をかけて仲良くしてくれたのがサトシ君なのよ
シャロン
シャロン
だからレティーにとっては初めてなんでも話せる友達ができたんだ
リオル
リオル
……
(だからあんなに嬉しそうな顔をしていたんだ)
シャロン
シャロン
だけどね?
今そばにいるのはサトシ君じゃないリオルくん君なんだよ?
リオル
リオル
!?
マリア
マリア
自分がサトシ君の代わりだとは思わないで
レティーだって思ってないもの
マリア
マリア
前まではサトシ君の手紙の話ばっかだが今はほとんどリオルくんとの話しかしてないの
シャロン
シャロン
だからねリオルくん
君が秘めているそれはサトシ君に嫉妬をしているんだ
だけど私たちはリオルくんのことを応援しているよ
マリア
マリア
レティーが幸せなら私たちはそれで十分なの
リオル
リオル
!?
(そうか…そうだね今そばにいるのはサトシとかゆうやつじゃない僕なんだ!
レティーの隣は僕だけなんだ!)
リオルは自分自身の心が知れてしかもサトシより自分に向いてくれるようになろうと決めていた
マリア
マリア
もう大丈夫そうね
シャロン
シャロン
あぁそうだな
マリアとシャロンは最初から分かっていたかのようにそう言ってその場から離れた
2人がいなくなったことを知ったリオルは1人でこう言った
リオル
リオル
絶対に負けない!
レティーはもう僕の主人なんだ!絶対にサトシとかゆうやつになんかに負けない!
そう言ってリオルは誓ったかのようにその場から去って行った
そうしてリオルは最愛の主人レティーの元へと戻って行った
その後リオルは…
リオル
リオル
レティー!
レティー
レティー

あら?リオル戻ってきましたの?
リオル
リオル
うん
ただいまレティー!
レティー
レティー
うふふ
おかえりなさいリオル
リオル
リオル
ねぇねぇレティー
レティー
レティー

どうかされましたの?
リオル
リオル
約束するね?
絶対にレティーを守るねそれにレティーの隣にふさわしいポケモンになるね
リオル
リオル
そしてあいつ(サトシ)には絶対に負けないようになるから!
レティー
レティー

よくわかりませんがわかりましたわ楽しみにしてますわね?
リオル
リオル
うん!
楽しみにしててね?
レティー
レティー
えぇわかりましたわ
リオルはそうレティーと約束をして約束を守るために自分自身が頑張ることを決めた

プリ小説オーディオドラマ