それから私とてひょんくんの間には距離ができた
朝の挨拶を交わすのみになった
そのまま月日が流れ 、
私達は高校3年生
クラス発表の紙が貼られた掲示板の前で
てひょんくんを見つけた
いつも通り 挨拶を交わした 。
私はというと 、
低身長のせいで 、 幾ら背伸びしても自分より大きい人に圧倒されて
全く見えなかった
そうやってバカにしてくるてひょんくん
でもてひょんくんが笑ってるならそれで良いんだ
この笑顔にドキッとしてしまうのは
てひょんくんのことをまだ好きでいるから .
見るのはや ……
いやそうじゃなくて !!
心の声が漏れちゃいました
そう言って一瞬にして、てひょんくんは消えていきました 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。