第32話

🐯
2,614
2020/10/25 01:20





それから私とてひょんくんの間には距離ができた













朝の挨拶を交わすのみになった












そのまま月日が流れ 、













私達は高校3年生
















hana
hana
  あ、おはよ  








クラス発表の紙が貼られた掲示板の前で







てひょんくんを見つけた












🐯
🐯
  はよ  








いつも通り 挨拶を交わした 。










hana
hana
  クラス、見えた?  
🐯
🐯
  D組  
🐯
🐯
  お前は?  








私はというと 、










hana
hana
  えっと、うーん  
 







低身長のせいで 、 幾ら背伸びしても自分より大きい人に圧倒されて






全く見えなかった









🐯
🐯
  チビだな ㅎ  
hana
hana







そうやってバカにしてくるてひょんくん






でもてひょんくんが笑ってるならそれで良いんだ








この笑顔にドキッとしてしまうのは







てひょんくんのことをまだ好きでいるから .










🐯
🐯
  A組らしい  
hana
hana
  え、  








見るのはや ……





いやそうじゃなくて !!









hana
hana
  は、離れちゃった……  








心の声が漏れちゃいました



















🐯
🐯
  だな  
🐯
🐯
  じゃあな  、お元気で .  









そう言って一瞬にして、てひょんくんは消えていきました 。










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