数年ぶり。
ねぇ?あれってあなたちゃんじゃない?
はぁ!?う、嘘だろ?
それに桜の下..........もしかしたら帰ってきてくれんじゃないかな?
ねぇ!もしかしてあなたちゃん?
あ、そうですけど
うちらのこと覚えてるか?
えっと、、、、あっ!香澄と、有咲とりみりん!
覚えててくれたんだ〜良かったぁ
おたえと沙綾は?
まだ来てないんだ
そっかぁ、私ねバンドできないよ。
どうしてっ!?
みんな、バンド組んでるでしょ?私その中に入れないから
そんな事ないよ?
全然、もうバンド諦めたんだ。
そんなっなんでだよっ!?
ごめんね。もう行かないと。私羽丘に行くの。花女じゃなくてごめんね。
バイバイ
トコトコトコ
あなたちゃん。変わったね
何かあったのかな??
・・・
これで良かったのよね。私なんてバンド向いてないし。友希那だって、クオリティの高いバンドを組んでる。
もうみんなの隙間はないから。
私はただ埋め合わせでいただけだから。
私はいつも独りだったから皆が声をかけてくれた。
そこで仲良くなってもみんなは私の事あんまり話を振ってくれたりしたかったし、私はただの''埋め合わせ''なんだって気づいたから。
あっ!あなたちゃん、
帰ってきてたんだ
ひまりちゃん??そうだよ。今日今帰ってきたの。
ホントだおかえり。
ただいま。
ねぇ!あなたちゃん、あなたちゃんはどのバンドに入るか決めたの?
もちろん、afterglowでもいいぞ!
うん。そうだね。
モカちゃんまってるよ〜?
あなたちゃん?どれにするの?
私バンド入らないよ。
ッそ、そっか、やっぱり違う所に行くんだよね。(それであって欲しい。だって約束したんだから!)
ううん。違うの。バンドは誰とも組まないから。
なっ、なんでだよっ!?約束しただろっ!?
私バンド出来ないの
だからみんなとも縁を切るね
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。