予定より早く来ちゃった・ω・
優太と遊ぶなんて死んでもないと思ってたし←
優太が照れたように大きな手を出す。
照れたときの優太は、ちょっと幼く見える気もして。
遠慮なく大きな手を握る。
今年になってから少し変わった気もした。
でも大きくて暖かい手は変わってなかった。
なぜか分からないけど、すごく安心する。
握ったらしっかりと優太が握り返してきてくれた。
不意にこっちを見て優しく微笑む優太。
不意打ちはずるいって。
そう思っても内心ホッとしてる私笑
この時間がものすごく鮮明にゆっくりと私に伝わってくる。
いろいろ遊んで←
あぁ、楽しかったな、なんて思いながら。
ずっと握られてた手を見てみる。
なんでだろ、絶対に離したくない。
やっぱり優太が好きで、好きで、大好きで。
この上ない至福を味わったような気分で。
こんなことをツラツラ思っていても、相手に伝わらない。
でも誰にも言えない秘密とかがあって嘘をついちゃう。
優太が思うより、私はいくつも意気地ないんだよ。
どうして?なんで好きになちゃったんだろう。
どんなに辛くても消えない悲しみも綻びも
優太といれば、「それで良かったね」って笑えるのがすごく嬉しくて。
優太の名前を呼びたい、叫びたい。
あと、大好きだって。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!