死に急ぎ野郎が穴を塞いでから3日後、
俺は訓練兵の奴らと燃え盛る炎に包まれた兵士の骸を囲んでいる。
誰も何も言わずしばらく沈黙が続いた。
だがその沈黙をやぶるようにコニーが口を開いた。
コニ「あんなにがんばったのに…全部…無駄だったのか…?」
そうだ、本当に…
…こんな地獄だと知ってりゃ兵士なんか選ばなかった
精根尽き果てた今…頭にあることはそればっかりだ
ジャン「………。」
その瞬間俺は何故か昨日あなたさんに言われた言葉を思い出した。
_ _____________『生前のマルコくんが君に言っていた言葉を思い出して!』_____________ _
…生前のマルコが…?
………もしや、あの時の…
確か立体起動訓練の帰りにマルコが____________
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マル「怒らずに聞いてほしいんだけど…」
マルコは俺にそう前置きしてからおもむろに話し始めた。
マル「ジャンは、強い人でないから弱い人の気持ちがよく理解できる。」
ジャン「…何だそりゃ。」
マル「それでいて現状を正しく認識する事に長けているから、
“今、何をすべきか”が性格に分かるだろ?」
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…今、何をするべきか…。
ギュッ
俺は右手を強く握りしめて立ち上がった。
そして炎を見つめるばかりのコニー達の元に行き
ジャン「おいお前ら…所属兵科は何にするか決めたか?」
くそ、震えてやがる…
でも、俺は決めた。
ジャン「俺は…。…俺は調査兵団になる。」
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私トリセツとかガン無視するタイプだからこのプリ小説の本来の使い方もイマイチ理解してない←
あれとか…あの、ふきだし機能?ってやつ、とかキャラのアイコン設定とかよく分からん^^
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!