私が笑顔でそう言うとリヴァイも、つられたように口角を上げた。
そしてリヴァイはそのまま私の背中に両手を回し、ギュッとひと息に抱きしめてくる。
リ「....俺もとんだ馬鹿男みてぇだ。」
『...っん、?なんの話?』
リヴァイが話すたびに耳にかかる吐息に思わずピクッと反応してしまう。
リ「馬鹿は知らなくていい。
そんな事より…」グイッ
リヴァイはそう言い残して突然体を離し、いとも簡単に私を姫抱きする。
『わわっ!ちょ、リヴァイどこ行くの?』
落とされないようにギュッとリヴァイの首に腕を回し体勢を安定させる。
リ「...そんなの1つしかねぇだろ」
________________っまさか
気付いた時にはもう遅かった
リヴァイは私をゆっくりと優しくベッドに降ろすと、私は声を上げる間も無くひと息に体を組み敷かれる。
すると私に馬乗りになったリヴァイがそっと私にキスをする。
『ん...っ...んぁ...』
最初こそ優しくつつくようなキスはだんだん激しさを増していき、苦しくなってリヴァイの胸板をグッと押す。
ようやく唇を離したリヴァイは少しニヤッとしてもう色気とかそんな問題じゃな(((
私は組み敷かれた状態のまま目の前のリヴァイに呟く。
『ねぇリヴァイ』
リ「なんだ?」
『正直言って、エロいよその顔』
リ「…あなたもだ」
そう言うとリヴァイは流れるような動作で私に口付け熱を帯び柔らかな舌が中に入ってくる。
(....っこれ!...Dのつくアレだ...)
甘い刺激でたちまち蕩けていく脳でなんとか今の状況を理解する。
『......んっ....ふぁ...っ!』
深いキスを繰り返していると、リヴァイはそのまま私の着ていた白いワンピースを脱がし
素肌が露わになった背中をツツ___っとなぞる。
『....んっ....あ、だめ...!』
キスが終わったと思ったらリヴァイは右の手のひらで私の太ももの内側を撫でるから
私は嫌でも反応してしまい触られる度に背中がピクンと跳ねる。
リヴァイが下着に手をかけたその時______
ガチャ
ハンジ「やぁリヴァイ!.....わお」
ハンジさんがノックもせずにいきなり入ってきたものだから、当然私とリヴァイの半裸をガッツリ見られてしまった。
しかしハンジさんはそんな事御構い無しに話し始める。
ハンジ「それでね、あと1時間程で旧調査兵団本部に移動する事に決まったから伝えにきたんだけど.....
私、相当お邪魔の様だね^^」
リヴァイの全力ガン飛ばしにハンジさんは珍しく萎縮してすごすごと帰っていった。
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#55「白夜」から毎回私を全力で泣かせにくるの、ほんとやめてほしいまじで。゚(゚´Д`゚)゚。
エェェエルヴィィイインだんちょぉおおお!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。