遊園地を満喫した六つ子&miniあなたは遊園地といったらと言ってもいいくらいのアトラクション、観覧車に向かった。
あなたは十四松の肩の上で言った。
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しーん…………
あなたはカラ松とおそ松の間に挟まれていた。
あなたの話題はむなしく消されてしまう。
おそ松とカラ松は二人とも勝負を挑むような顔で見つめあっている
こんなに緊張する観覧車は生まれてはじめてだとみんな思った。
すると突然、おそ松とカラ松の手があなたの方に伸びてきた。
そしてこう言った。
あなたは悩みに悩んだ。
時間が止まってしまったと思ったくらいだ。
けっこう長い間の沈黙があった。
すると、あなたはおそ松とカラ松の手の間に乗った。
そしてこう言った。
カラ松とおそ松はあなたを手に乗せたまま顔のところまで持ってきて…
おでことほっぺにキスをした。
すると突然……
ボフッ! という音がした。
おそ松とカラ松は目を疑った。
そう。目の前にはもとの大きさに戻ったあなたがいたのだ!
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(遊園地シリーズ終わり)
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。