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第1話

薔薇の刺ごときで血を出したくない
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2018/06/24 09:28
あなたSide
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真夜中になると
暗闇の中に
小さい光と
バイブレーションが響く
私は、その電話に出たい。
出たくて仕方がないのに
不穏な怒りが沸き起こって
-ガンッ
スマホをおもいっきり壁に投げつける




スマホの通知には
昨日
一昨日
さきおととい
決まった時間に電話をしてくる
人の名前が、ずらーーーっと
表示されてた







「エイジ」





私の好きな人。






私が好きになってはいけなかった人。




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