第5話

二話 〜第一章:第二話〜
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2023/03/19 22:18
(なまえ)
あなた
ハァ...ハァ......
中島敦
ハァ...ハァ......
結局一緒に飛び込んだ敦。
そして、結果的に人命救助?
中島敦
か、川に流されていましたけど……
大丈夫ですか、?
と、敦が問いかける。するとその男は______
包帯だらけの青年
助かったか……ちぇっ
中島敦
ちぇっ?
(なまえ)
あなた
ツナ...?
狗巻あなたの下の名前(漢字)・中島敦
(今ちぇって云ったか、?この人...)
包帯だらけの青年
(ツナ?)君達かい、私の入水を邪魔したのは...
中島敦
僕たちはただ助けようとしt(え?
中島敦
入水?
(なまえ)
あなた
たらこ?
包帯だらけの青年
知らんのかね、入水。自殺だよ
入水……………………自殺?
中島敦
じ、自殺ッ!?
(なまえ)
あなた
いくらッ!?
包帯だらけの青年
そう、私は自殺しようとしていたのだ。
それなのに、君達が余計なことを......
       何故か______
             ______説教?
中島敦
(え?なんで僕今怒られてるの?)
(なまえ)
あなた
(なんで私が説教を受けとるん?)
包帯だらけの青年
______とは云え、人に迷惑をかけない、
クリーンな自殺が私の信条だ
(なまえ)
あなた
(自殺に信条もクソもないやろ...)
包帯だらけの青年
なのに、君達に迷惑をかけた時点でそれはもう
こちらの落ち度……何かお詫びでも______
ぐうううううう
包帯だらけの青年
おや、空腹なのかい?少年
中島敦
実は……ここ数日...あなたさんから
貰った握り飯三つしか食べてなくて……
ぐううううううう
包帯だらけの青年
奇遇だな。実は私もだ
中島敦
それじゃあ______
包帯だらけの青年
ちなみに財布は流されたようだ
中島敦
そんな...
眼鏡をかけた青年
こんな処におったか唐変木!!
包帯だらけの青年
……おー、国木田君、ご苦労様ぁ〜
(なまえ)
あなた
(国木田って「忘れえぬ人々」とかを書いた小説家じゃなかったっけ?)
(なまえ)
あなた
(あれ、中島敦もやない?
「山月記」とかの...)
国木田と呼ばれた青年
なにが、ご苦労様だ!苦労は凡て、お前の所為だ!
この自殺嗜癖!!お前はどれだけ俺の理想を_____
包帯だらけの青年
そうだ!良い事を思いついた。
彼は私の同僚なのだよ。彼に奢ってもらえばいい
国木田と呼ばれた青年
人の話を聞け!!
包帯だらけの青年
君達、名前は?
中島敦
え……、僕は中島...敦です...けど
(なまえ)
あなた
〈狗巻あなたの下の名前(漢字)です〉
包帯だらけの青年
では、ついて来たまえ、敦君、あなた君。
何が食べたい?
中島敦
……あの、できれば...
包帯だらけの青年
なに、遠慮はいらないよ
中島敦
ちゃ、茶漬けが...食べたい...デス
(なまえ)
あなた
(お茶漬けか...ええかもなぁ...)
包帯だらけの青年
ふふふふあはははははッ!!
餓死寸前の少年が茶漬けを所望か...!
いいよ。国木田君に三十杯くらい奢らせよう!!
国木田と呼ばれた青年
ハァッ!?俺の金で太っ腹になるな!"太宰"!!
(なまえ)
あなた
(太宰...え、「走れメロス」とか
「人間失格」の作者の?)
中島敦
太宰?
太宰と呼ばれた青年
ああ、私の名だよ
太宰治
私の名は太宰...
太宰治
太宰治だ
(なまえ)
あなた
(タイムスリップか何かなん?)
太宰治
それであなた君は何が食べたい?
(なまえ)
あなた
おかか{首を横に振る}
太宰治
いらないのかい?
(なまえ)
あなた
しゃけ{首を縦に振る}
太宰治
そうかい...それは残念だ...
国木田君の財布を軽くできると思ったんだけどなぁ〜
国木田と呼ばれた青年
オイ?太宰???
太宰治
うわぁー(棒)
国木田と呼ばれた青年
待て!!この唐変木がァァァ!!
中島敦
(汗)
(なまえ)
あなた
(汗)
太宰治
ほら早く行こうではないか!!
パシッ{あなたの下の名前(漢字)の手を掴んで走り出す}
(なまえ)
あなた
いくらッ!?
中島敦
ああ!!待ってくださいーー!!

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