・・・。
私は彼が差し出してくれた手を取り立ち上がった。
すると、私の質問に対して彼は私に ニッコリと微笑んで…
これは運命じゃないのだろうか…?
私は思わず感動とずっと会いたかった気持ちがいっぱいになり、号泣してしまった。
彼はちょっと驚いた様子だったが、私がずっと泣き止むまでギュッと抱きしめて、頭を撫でてくれていた。
やっと落ち着いた私はようやく話せるようになった。
止まった、と思った涙がまた流れてくる。
どうしても本人を目の前にしてしまうと涙が止まらない。
彼は私の涙を優しく指で拭った。
彼は目を丸くして興味津々に聞いてきた。
彼はまた ニッコリと微笑んだ。
まるで幼い子供みたいに笑顔が可愛かった。
この時、私の中で「恋」という感情が芽生えた。
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次回 仲間
この小説を読んでくれてありがとうございます。次回の3話では⬇
※ネタバレ注意⚠※
梶裕貴さん、下野紘さんも出るので楽しみにしていてください。応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いしますm(*_ _)mペコリ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。