あなた 「ただいま戻りました」
影山 「おかえり」
あなた 「飛雄くん」
ヒラヒラ
あなた 「ん?プリント落としたよ」
影山 「あ゛」
あなた 「数学のテスト………ってゼロ点!?」
影山 「………」
あなた 「数学苦手なの…?」
影山 「…全部嫌い」
あ…中学の時の私みたいだな
あの時はゼロ点なんて取りまくってたし、授業すら
あまり出てなかったから…
あなた 「…教えようか?」
影山 ✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿
影山 「いいのか!!」
ん゛可愛い
あなた 「もちろん」
………………………………………………………
あなた 「えーっと?」
YはXに反比例し、X=2のときY=ー6である。
X=ー3のときのYの値を求めなさい
これ、中一の問題じゃん
あなた 「ここが○○になるから、ここを○○にして……」
と・ば・す・ぜ
影山 「なるほどな!すげぇ」
あなた 「ここは解き方さえわかっちゃえば楽勝だから」
影山 「ありがとな!」
あなた 「いえいえ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。