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先生は若林を説得しようとしてるんだけど …
変わりたいなら飛び降りろって
ついでに動画撮ってる秀一達に見せつけろって
カメラに向かってピースしろって
ナニソレチョーオモシロソウジャン
わたしもやりたああああああああい!!!!
「 先生!私も飛びたい! 」
原田「 好きにしなさいよ 」
「 やったあ!! 」
田中「 珠衣さん本気ですか?! 」
原田「 そうと決まれば準備よ!!!!
田中行くわよ!!! 」
田中「 え?!原田先生?! 」
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若林「 珠衣怖くないの? 」
「 そりゃ怖いに決まってるじゃん笑 」
若林「 じゃあなんで … 」
「 んー 、やったことないことをやってみるのって楽しそうだなーって思って 」
若林「 … 」
「 だからさ!思いっきり飛んで嫌なこととか全部吹っ飛ばせちゃえばいいの 」( 無理 )
若林「 なんか違くねぇか?笑 」
「 そーかなー? 」
若林と話してたら
いつの間にか下では黒い布が広げられてた
結衣やももちゃん 、先生達も
みんな原田先生の言いなりじゃん笑
原田「 2人とも!!来いっ!! 」
「 はーい笑 」
長井「 何言ってるんですか!! 」
若林「 そ 、そんな布で受け止められるわけないだろ!! 」
「 骨折しないかなー先生ー 」
原田「 それは保証できないが 、
ここにいる奴ら皆お前が飛べるわけないって思ってる
だから飛べ!!!! 」
長井「 そんなの無理ですよ!! 」
原田「 なに?これ畳む? 」
長井「 それはできませんけど!! 」
原田「 そこで撮ってる奴らに見せつけてやりな!!出来るやつだってところを!! 」
「 りょーかいでーす☆ 」
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「 飛ばないの? 」
若林「 いや … 」
「 やってみよーよ 」
若林「 は? 」
若林ちょっとビビってる?
まぁ 、そんなの私は知りませぇーん
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私は少しだけ助走をつけて
若林と一緒に屋上から飛び下りた 。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。