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第73話

檻 7
夏休みに入ると俺はみやと、テオくんは彼女と頻繁に遊びに行くようになった。

お互い家を空けるから久しぶりに家でまったりしようと思ってあることに気づいた

「掃除してないからめっちゃ汚くなってるやん…」

自分の部屋からスタートしてリビングやキッチン、トイレを掃除して残すのはテオくんの部屋になった。

流石に人の部屋掃除するのはやばいよな…

そう思ってココアを入れてソファーに身を委ねた。

「あれ、これテオくんのシャツ…」

洗濯するのを忘れたのかしわくちゃになったシャツを持った時。そのシャツからテオくんの匂いがした。


「……っ、」


その匂いはテオくんに触れる事を許さなかった俺の心を意図も容易くぐらつかせる。

ここ数週間テオくんに近づかなかった分テオくんの匂いは媚薬のように俺の頭をふわふわさせて、心臓が痛いくらい跳ねて。

ああ、俺の心はテオくんを忘れられない。
テオくんから逃れられない。

例えるならば、「檻」だ。

逃げたくても逃げられない。近づきたくても近づけない。



なんて苦しい恋なんだろう。

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まいたけ
まいたけ
駄作ですが優しくみまもって下さい🙇‍♀️
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